やっぱり歩くことだと思う。
退職前の私にとって、気がかりなのは体調管理です。
会社で仕事をしていたらそれだけでカロリーを消費するものですが、自宅でのほほんと暮らしているとそうもいきません。
会社では通勤で歩きますし、手足も動かします。
会社で仕事して一日を過ごすだけで歩数は8,000歩を超えるくらい。
これだけでいい運動になっています。
でも退職後は意識して歩かないと、確実に一日の運動量が足らなくなってしまうことに。退職後の私にとっては切実な問題です。
歩くことは、身体と心を活性化させるのにピッタリの運動です。
いつもの街なかを歩くのもいいですが、時間をずらして静かな街角を歩いたり、時には自然の小道を歩みながら、私たちは日常の喧噪から離れ、内なる平穏を見つけることができる、それがウォーキングです。
ウォーキングは季節を感じたり、楽しんだり出来る時間です。
街路の木々を眺めては、葉っぱが黄色くなったとか、赤くなったとか。
軒先の草花を見て、きれい!と感じるとか。
街なかを歩くだけでも、自然の美しさを感じることが出来ます。
さらに言えば、歩くことはアイディアの宝庫と思うのです。
建物やお店のデザイン、通行人の様子などを眺めて街を歩くことが、新たなストーリーを紡ぐきっかけになったりします。
歩く足取りがリズミカルになると、頭の中もリズムに乗ってくれます。
そこで見た街なかの風景が、言葉になっていくことだってあるのです。
そして、歩くことは心の整理にも繋がりますね。
歩みながら自分の思考に耳を傾けると、心の中で渦巻く感情やアイディアがクリアになることは多いです。
歩くことで、考えがクリアになりますし、解決策が見つかることもあります。
新たな視点が生まれることだってあります。
わたしは毎月、山に行きますが、自然の中で歩くことは特に魅力的です。
森の中を静かに歩むと、自然の生命の息吹を感じることができます。
風が木々の間を通り抜け、鳥たちの歌声が耳に心地よく聞こえてきます。
そんな瞬間に、私は自然と一体になれたヒーリングを感じられるのです。
ウォーキングは目的地への到達だけでなく、ちいさな旅だとも言えます。
ゆっくりとした歩みが、周りの美しさを楽しむ時間をくれます。
街中での歩行も、生き生きとした建物や人々の多様性に触れる素晴らしい機会ですよね。
最後に、ウォーキングは健康にとっても良いエクササイズです。
身体を動かすことで血流が良くなりますし、新鮮な空気を吸うことでリフレッシュされます。
心と身体が健やかでなければ、良いアイデアをもらえるかもしれません。
ウォーキングで自然と対話しながら、新たなアイディアや感動を見つけられる。
私は、歩くことで単なる移動手段以上のものを得られると思うのです。