mac-3's blog

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レーズンのヘタは取り除け!

日本品質

 

 

 

品質意識が高いことはいいことなのでしょうか?

 

 

電気製品が故障しにくいのは当たりまえですし、サイズが均一なのは当然という考えです。

でもこれって過剰品質になっていませんか?

 

 

日本だけであれば以前と変わらない品質で問題がなかったかもしれません。

でも今はグローバルな時代です。

 

 

海外から仕入れと、海外に販売すると言うこと。

相手は外国人で、海外の国です。

 

 

日本のルールにとらわれ過ぎていると、作れないし、買えないですし、食べれません。

いつか、そんな未来がやってくるかもしれません。

 

 

よく聞くのは「日本は、品質にこだわりすぎている」と言うこと。

例えばきゅうりが真っ直ぐな話。

真っ直ぐでないと売り物にならないとか。

形やサイズにさえこだわるのが日本人みたいに言われています。

 

 

週刊ダイヤモンドの2023/9/2号で気になった記事がありました。

それはレーズンパン用のレーズンの話です。

 

 

レーズンも海外から輸入していますが、ここにも日本品質があるみたい。

日本に出荷するには、レーズンのヘタをひとつひとつ丁寧に取り除かなければいけないそうです。

日本向けにだけ加工が必要で、100収穫したのが加工で80くらいまでに減少するそう。

 

 

業者はヘタを取り除くために、わざわざ中国やベトナムまで輸出して作業をしているそうです。

産地側からすると面倒ですね。

高く大量に買ってくれるなら、よさそうですが。

 

 

カルビ肉も同様です。

アバラ肉のカルビは骨付きが普通でした。以前はね。

でも今は骨が付いていないカルビ肉が多いし、私も好きです。

これはもちろん流通途中で骨なしに加工をしているから骨が付いていないのです。

 

 

でも某国では骨付きのカルビ肉でも高く大量に買ってくれるそう。

そこで競争があれば、手間なし、買値、あとは諸々。

 

 

日本は品質にこどぁるから、どうしても”買い負け”してしまいます。

他国よりもっと高い買値を示せば手に入るかもしれません。でも限界があります。

 

 

「買い負け」しないためには?

日本品質はとにかく面倒くさいと思われている感じがしますので、品質にこだわりすぎない。そこがポイントだと思うのです。

 

 

「日本人は几帳面で協調的。」

私はこれが日本人の美点だと思います。

レーズンだってカルビ肉だって、消費者がより美味しく食べられる方法を考えてたどり着いた方法だと思うのです。

 

 

実際に加工されたのは食べやすいですし美味しく食べられます。

 

 

ただ以前と違うのは、日本が小さくなってしまった。

これに尽きるのかもしれません。

 

 

日本が重要顧客で、いっぱい購入していた時代にはベンダー側も付いてきたかもしれません。

でもオーダー数が減ってくる。他国は逆に増えてくる。

そこに契約があるとは言え、ベンダーも日本品質を嫌がるでしょう。

だって面倒くさいもの。

 

 

他国では求めない品質。それを求める日本です。

日本だけが特別でいられるのは、もうあと少しかもしれません。