6G通信の研究開発も必要だが、5Gの普及と高速化を肝入れするのが必要ではないでしょうか。
日本のモバイルネットワークは世界を牽引していたと思います。
通信エリアの広さといい、通信品質といい、スマホの通信で不便さを感じたことはそれほどありません。
6G通信の研究開発に関するニュースが流れてきました。
今後も日本は通信で世界を牽引出来るのでしょうか。
今のモバイル通信は5G、この5G通信で日本は世界よりも見劣りする結果になっています。
日本で5G通信の商用サービスが始まったのは2020年3月、導入からほぼ3年が経過しました。
この3年で5G通信エリアは拡大を続けていますし、利用者も増えているとは思います。
ですが、日本は5G接続率が低いこと、そして他国よりも5Gの下り通信速度が見劣りしている事実を皆さんはご存知でしょうか?
そうです、5G通信では他国に負けているのです。
5G接続率の場合、例えば人口密集地の東京都内でさえ5G平均接続率は7.3%でしかありません。(2022年5月〜7月、英Opensignalデータ)
あの東京都内でさえ7.3%です。
その他の街ではどうなのでしょう?
たぶんそれ以下でしょうねぇ……考えたくない接続率かもしれません。
せっかく5G通信が出来るスマホを持っていたとしても、5G高速通信の恩恵を享受出来ていなということ、それが今の日本の実態です。
さらにです。
例え5Gに接続が出来たとして、5Gの下り速度は思ったほど早くないかもしれません。
エリクソン社が「Speedtest」を運営する米国Ooklaのデータを分析した結果、日本の5G下り速度は165.1Mビット/秒。
他国の状況は、韓国が536.2Mビット/秒、中国が296.3Mビット/秒だそうです。
日本だって4Gの実行速度と比べれば十分に早いでしょうが、私には期待したほどでもない数字に見えます。
はっきり言って、日本の5G通信は遅いです。
この実態から言えるのは、日本の5G普及はまだまだこれからであること。
世界が5G中心のグローバルエコシステムが出来上がりつつあるのにです。
わたしもですが、みんながモバイル通信を利用しています。
5G通信ではなくて4G通信を今でも利用ですから、日本は4Gが強すぎると言うことでしょう。
東京都内の5G接続率低さから分かるように、まずは5G基地局が少ない。
5G導入から3年が経つのですから、通信キャリア側がもうそろそろ本腰を入れないといけないのではないか。
6G通信を研究、開発するのもよいが世界に負けない5G通信網を構築するのが先ではないか。
わたしはそう思うのです。