「ワクワクしています!」
女子サッカーで「なでしこジャパン」と言えば、2011年のワールドカップを制覇したこと。あの時はすごかったですね。
それまで女子サッカーには興味がなかった私ですが、ワールドカップという期間中にもう夢中になっていましたから。
当時の”なでしこジャパン”は、神がかったチームでした。
注目されてなかったチームが、あれよあれよと言う感じで勝っていく。
最後には強豪チームのアメリカをも破って優勝です。
当時はテレビで見ていましたが、日本の勝利にスカッとした憶えがあります。
そんな女子ワールドカップでの優勝経験がある日本ですが、今回の大会ではそれほど注目がされていません。
と言うのもFIFA世界ランキングで、日本は11位と目立った順位ではないからです。
大会が始まったときには、わたしもそこまで注目をしていませんでした。
ニュースで大会が始まったこと、それと今大会がオーストラリアとニュージーランドの共催であることを知ったくらいです。
でも第1戦、第2戦と進んでいくにつれて、私の中で注目度がアップしていきました。
特に注目をしたのは守備力のすばらしさ。とても統制がとれた守備をしていることです。
ボールを持つ相手選手にきっちり体を寄せるとか、相手のパスコースを潰すとか。
相手に隙を与えない統制された守備力がすばらしく光っていた。
今日観たスペイン戦では、それが出来ている日本の守備サッカーでした。
スペイン戦の場合、ボール支配率はスペインが74%、そして脅威なのが日本のボール支配率です。これがわずかに16%でしかありません。
でもスコアは4対0で日本の勝ちです!
終始スペインにはボールを支配されて攻められてはいました。
しかし観ている限り、スペインチームに得点を許すような脅威を感じません。
きっちり守備で詰められていましたし、ハッとするような場面がなかったからです。
これは点差が大きく開いたことは大きかったとは思います。
でもそれ以上に日本の守備が機能して相手に仕事をさえなかったと言えるのではないでしょうか。
あと、”なでしこジャパン”の特筆点は決定力でしょう。
カウンター狙いでもいいです、おこぼれを拾うのだっていい。
どんなスタイルだっていいのです、得点することが出来るなら。
今回のチームは、とくかくゴール前での決定力がずば抜けていると思うのです。
周りに味方選手がいない状況でも、隙あればゴールを狙う。
そのシュートもサイドネットを狙うとか、きっちりコントロールされているとか。
目を見張るべきポイントがいくつもありました。
男子サッカーほど女子サッカーはスピードがないだけに、余計にシュートを打てる隙が出来る。
なでしこジャパンはその隙を確実についていると言えるでしょう。
次の試合からは決勝トーナメントです。
負ければ敗退ですが日本の快進撃を信じて、ここしばらくはワクワクしていたい。
がんばれ日本!ですね。