鞍馬には山がある。
毎月お参りをしている鞍馬寺ではありますが、参拝にはいつも同じコースを辿っています。
私の参拝コースは鞍馬寺参拝での一般的なコース、鞍馬駅で下車をして山門をくぐるルートです。
山門から由岐神社を経由して境内の九十九折参道を登ります。そして金堂へと向かうルートです。
鞍馬寺は山の中腹にあるために、一般的なこのルートでもハイキング並みの”しんどさ”はあります。
ですが参道にベンチがあったりして、足腰に不安がある人でも休みながらであれば、登れる配慮がされているルートではあります。
ただし、配慮がされてはいてもすべての道中が坂か階段なので、単なるお寺巡りと考えるのは軽率です。鞍馬寺への参拝は、ハイキングする心づもりが必要だとは思います。
今回の鞍馬寺参拝は2024年の初参拝。初詣でとして参拝をしました。
久しぶりに嫁と一緒に参拝、嫁の提案でいつもとは違うルートで参拝することになりました。
いつもは、山門から金堂そして奥の院魔王殿に至って山門へと折り返すルートがわたしの参拝ルートです。
今回は嫁の希望を聞き入れて貴船へと抜けるルートを歩くことにしました。
貴船に抜けて鞍馬街道を通って鞍馬駅前に戻ってくるルートです。
歩くとたぶん3時間弱くらいでしょうか。鞍馬と貴船を満喫するルートで考えました。
参拝をした1月2日はさすがお正月ですね。朝早くても結構な人がいてます。
混雑した中で参拝するのを避けてけっこう早い時間の8時半ごろに山門に着きましたが、ケーブルカーが動くよりも早くに着けたと思っていましたが、我々以外にちらほらと参拝者がみられました。
みんな私と同じ考えでしょうか?
混雑を避けて参拝する人たちがけっこういると言うことみたいです。
参拝の当日は、前日の雨で足元がけっこう濡れていました。
とは言え、金堂までの参道は階段部分も多いのでそれほど苦ではありません。
奥の院へとつながる”木の根道”は、自然の山道なので地面にぬかるみもあります。
でも私にとっては通い慣れた山道です。嫁のペースに合わせてゆっくりと歩けば、余裕もあるため靴が汚れること以外は快適に歩くことが出来ました。
奥の院魔王殿でお参りをした後、貴船に抜けるコースに進みます。
このコースは初めて、思い描くのは鞍馬山を下るコースだと言う想像です。
確かに奥の院から貴船へは下るだけのコースでした。ですが実際に体験すると桁違いのハードを持ったコースでした。
まず、貴船に抜けるコースは幅が狭いこと。
広いところで人ふたり、狭いところでは登る人と下る人のすれ違いが出来ないようなところもありました。
さらにコースは階段になっていましたが、地面に木を置いた感じの階段です。
前日の雨の影響で足元は滑りやすいですし、片側が崖のところもあったりと、急な山中を歩いている感を強く感じました。
危険ではありません。ですが、注意は必要です。
すぐとなりには危険があるという感じでしょうか。ふざけて歩くと危険になることが考えられるコースでした。
奥の院からはおよそ30分くらい歩いたでしょうか。貴船側の西門へとたどり着くことができました。
今回わたしと嫁が通ったのは貴船側へと下るルートでした。
ですが、これが反対の貴船側から鞍馬寺へと登るルートであれば、もしかしたら我々は鞍馬寺での参拝を辞めるかもしれません。それくらいに「急な山道」を感じるルートでした。
「ちょっと今のわたしには無理かな」