今日はファンサービスのお題で話をします。
音楽ライブ好きの私ですから、もちろん推しアーティストも音楽関係です。
実は私、たくさんの”推し”がいるので、ひとりひとりのアーティストにあまりお金を掛けられていません。
ほとんどがライブチケット代に消えています。アーティストグッズの購入にはまったくお金をかけられていないのです。
なので、よくある物販やスペシャルイベントの特典、握手やチェキ会に参加したことがないのです。
そんな私が考える一番のファンサービスとは、”熱いステージ”だと思います。
皆さんライブには、チケットをゲットしてステージを観にきているのだから、ステージを最高に楽しめるサービスが一番のファンサービスだと思うのです。
でもね、”熱いステージ”が一番とは言いつつも、ステージ以外でアーティストと触れ合ったことって、かなり深く印象に残っているものでもあります。
アーティストからしてくれた、軽いあいさつでも、笑顔をもらったことでも、手を振ってくれたのも。
どれもがちょっとした「ふれあい」です。
そのちょっとしたふれあいが、アーティストに少し近づけた気がしてうれしいものなのです。
わたしが経験したアーティストとのふれあいで印象に残っているのは、沢田聖子さんのライブです。
その日、沢田聖子さんは喉の調子が悪いみたいでした。
ステージの前半はなんとか歌い上げましたが、後半開始してしばらくすると声がかすれだしたのです。
もちろん喉の状況は沢田聖子自身が一番分かっていて、その日のライブは「これ以上は歌えません。」と切り上げることになりました。
切り上げたとは言っても、1時間以上は歌を聴かせてくれました。だから私的には十分に満足したライブでした。
その後のこと、会場フロントでドリンクを飲んで休憩していた時に、横を沢田聖子さんが通ったのです。
突然の遭遇だったので思わず「あっ!」と声を出したときに、沢田聖子さんが丁寧にお辞儀をしてあいさつしてくださいました。
その言葉は、「ありがとうございます。」と「すみません。」と言う言葉を組み合わせた
言葉だったと思います。
足を運んでライブに来てくれたことに対しての感謝と、ライブが完遂出来なかっとことへのお詫びです。
会場フロントでニアミスしただけの一ファンの私に対して、お辞儀をしてのご丁寧な挨拶は、私にとって感動でもありました。
たったそれだけの出来事です。
ですが、それだけでも沢田聖子さんの人柄に触れられた気がして、その日はとてもハッピーな気持ちになれたのを憶えています。
ライブが少しショートだったことなんて関係ありません。
だって嬉しかったのですから。