昨日の記者会見、これでまかり通ると思っているのだろうか?
宝塚歌劇団の団員が飛び降り自殺をした。その原因は歌劇団でのパワハラだという。
歌劇団では外部弁護士による調査チームを使って聞き取り調査などを実施。
その調査結果が歌劇団上層部から発表された。
しかしその結果は、パワハラなんてなかったという、認めない発言。
テレビを見ていて気分が悪くなる会見でした。
そもそも人が亡くなっているのだ。
下手をしたら事件にさえなるかもしれないのではないか。
そんな案件なのに、ほぼ全否定するような、そんな調査内容や報告で本当にいいとでも思っているのだろうか?
この会見を見た私は、正直言って宝塚歌劇団にがっかりした。
宝塚歌劇団は女の園だから、男には分からない、いじめや力関係がもともとあるとは思う。
けれど、今の時代には組織の透明感を出して、暗部も見えるようにするべきではないのか。
あとからSNSやネットの力でボロが出てしまうような結果にはならないのか。
全体を見ずに一部だけしか見ていない、調査をしていないように感じられる内容で、さも当然のように報告するのはいかがなものなのか。
もう少し考える必要があるのでは?と思うのだ。
まず、今回の調査結果がなぜ不信感を抱かせるのかについて考えてみたい。
調査結果では、パワハラがあったという証拠は得られなかったという。しかし、その根拠は、
ということだ。
しかし、これらの根拠は、パワハラがなかったことを証明するものではない。
当時の団員や関係者が、パワハラに耐えるために、記憶や証言を封じ込めた可能性は十分にある。また、パワハラがあったとすれば、その証拠となるような文書や記録が、故意に隠蔽された可能性も考えられる。
つまり、調査結果は、パワハラがなかったという結論を導くために、証拠を集めたり解釈したりする過程で、一定のバイアスがかかった可能性が高いということだ。
また、今回の調査は、外部弁護士による調査チームが実施したものであった。しかし、その調査機関は、宝塚歌劇団とは無関係の民間企業である。そのため、宝塚歌劇団側から圧力をかけられたり、忖度したりする可能性も否定できない。
このようなことから、今回の調査結果は、信頼性に欠けるものであると考えられる。
では、宝塚歌劇団は、今回の悲劇をどのように乗り越えていくべきだろうか。
まず、今回の調査結果を真摯に受け止め、再調査を行うべきだ。そして、その再調査には、第三者機関を立ち上げ、徹底的に調査を行うべきである。
また、宝塚歌劇団は、パワハラやいじめをなくすための対策を講じる必要がある。具体的には、
といった対策を講じるべきである。
宝塚歌劇団は、日本の伝統芸能であり、多くの人々に愛されている。しかし、今回の悲劇によって、そのイメージは大きく傷ついた。
宝塚歌劇団が、今回の悲劇を乗り越え、再び多くの人々に愛される存在になるためには、上記のような対策を講じ、透明性と信頼性を高めることが不可欠である。