市役所が、とても親切で快適でした。でもこれでいいの?
居心地のいい市役所について考えると、さまざまな要素が思い浮かびます。
先日、年金や保険の相談で市役所を訪れました。
そのときに感じたことを通して、市役所が目指すべき姿についても思いを巡らせてみました。
我が街は人口50万人の結構大きな街です。
なので市役所もそれなりに大きいビルディング。
なかには窓口もいっぱいありまして迷子になりそうなくらいです。
「何階に行けばいいの?」慣れていないからまったく分かりません。
でもわが街の市役所がすごいのは、エントランスと各フロアに案内人がいること。
市役所が提供するサービスにはほんと感心をしました。
まず、市役所のエントランスに案内窓口があることは、市民にとって大きな利点です。
私は市役所に行くのが初めてです。案内図を見てもよくわかりません。
どこに行けばいいのか戸惑っていましたが、周りを見ればエントランスに案内窓口があって女性が二人座っています。
場所を尋ねると女性が親切に教えてくれました。
エスカレーターで指示通りのフロアへ上がったところにも案内人がスタンバイしています。
これってデパート以上のサービスですよね。
手厚い案内があって、迷うことなく窓口までたどり着けました。
サポートがあることで市役所へのアクセスが容易になり、ストレスを感じずに利用ができることは素晴らしいと感じました。
しかし、その一方で、市役所が提供するサービスに対する過剰な人手配置に疑問も抱きます。
この人手不足の時代に、案内窓口や案内人を増やすことは、贅沢に感じられたのです。
確かに、市役所のスタッフはみんなが親切で行き届いたサービスを提供してくれました。
しかしです、このサービスを維持しているのは我々市民の税金です。
もっと簡素な方法で同じサービスを提供できないのでしょうか?
市民に愛される市役所となるためには、過剰なサービスではなくて、効率的なサービスを提供することも重要です。
税金の使い道を最適化して、市民のニーズに合ったサービスを提供することが求められると思うのです。
たとえば、オンラインサービスの強化や、ひと目で分かる案内板の設置とか。
市民目線で効果的な改善策を検討すべきなのでしょう。
市役所が目指すべき姿は、市民にとって利便性が高く、負担が軽減される場所であると言えます。
市役所は、市民の生活に関わる重要なサービスを提供しているため、その使命は重大です。
しかし、その過程で税金の使い道やサービスの効率性を考慮し、無駄を削減する努力も欠かせないと思うのです。
市民に愛される市役所となるためには、効率性とサービスの質のバランスを取りながら、市民の信頼を築く努力を継続的に行う必要があります。
市役所が市民生活にポジティブな影響を与えるくらいに、地域社会の発展に貢献することが出来たなら最高でしょう。
その時には市役所は市民に愛される存在になれるでしょうし、存在意義を全うすることになるでしょう。
サービスはいいけど、無駄にも感じた市役所でした。