天気予報では「雨が降るぞ降るぞ」と言ってましたが、けっきょく雨が降らなかった真夏日の土曜日、散髪に行ってきました。
「暑いから理髪店も空いてんじゃね?」
そんな思いで暑い太陽の下を自転車走らせて理髪店に着いたのですが…待合室はほぼ満員状態です。
ポツポツと座れそうですが肩が触れ合うくらいの隙間しかありません。
ほんとここの理髪店は人気ありすぎ、ごく一般の散髪屋さんなのにね。
そこそこ低価格で清潔なのがうけている原因だとは思います。
隅っこに1席だけ座れそうな場所があったので待つことにしました。
待ち時間はだいたい1時間くらい、ちょっと長いですね。
スマホをいじるくらいしかすることがないこの待ち時間に、それとなく周りの人を観てみると面白いことに気づきました。
散髪屋も変わってきたと感じたのは、ちらほらと待合室に女性が混じっています。
たぶん私よりかは年上の世代、その方は散髪でご来店でした。
きれいにヘアカットをされていました。
美容室ではなくて理髪店!?
理髪店は髭そりがあるからでしょう、きっと。
理髪店は男性が行くところ、はい私はそんな古い考えを持っています。
でも周りの人達は、少しずつ考えが変わってきたのかもしれません。
男性がヘアサロンで普通にカットするのですから、女性が理髪店でカットするのも”普通”になのかもしれません。
混雑している待合室には、散髪をしない女性もいます。
それは”付き添い”のかた。
なんと車いすでの来店者が同じ時間帯に3名いたのです。
もちろん高齢者だって散髪をしますし外出もします。
補助してもらえば車いすを使って理髪店に来店もします。
でも同じ時間帯、1時間に3名の車いす来店はさすがに珍しいのではないでしょうか。
介助もいるので待合室は人人人…ちょっと息苦しくも感じます。
今後、日本はより高齢化社会になっていくので、こんな光景は珍しいなくなるかもしれません。
でもどこかに限界があるはず。
車いす利用者は増えるでしょうが、受け入れ施設側が受け入れしないケースも十分にありえる話だと思います。
スペースの問題とかもあるでしょうし、あまりに車いすの利用者が増えると、予約制になったりするのではないでしょうか?
待合室が付き添いでいっぱいになる日、そんな日が来ないことを祈ります。
たまに地下鉄で駅員さんが車いすの乗り降りを介助しているのをみます。
でも駅員さん介助って事前に予約が必要な場合があったりするそうですね。
そりゃ人が動くのですから当然と言えば当然ですが、自分がその立場になれば複雑ですね。
「人に助けてもらってまで外出したくない」わたしの場合はそんな気になります。
なんかイヤですもの。
いずれはみんなが高齢者になります。
どれだけ健康寿命が伸びたって、最後には介護や介助が必要になるかもしれません。
わたしが高齢者になっても、たぶんいくつになっても外出したいと思うでしょう。
数十年先のわたしは、介助なしで出歩けるアシストスーツを着込んで、ひとりで外出をしているのではないでしょうか。