「今一番気になるアーティストはだれだろう?」
今、サブスク聴き放題で流れてくる歌で気になるアーティストがいる。
スマホからランダムに曲が流れてくる中で彼女の曲が流れてくるとなぜかドキッとする。
それは『藤川千愛』さん。
そして彼女が5月にリリースしたアルバム「ライカ」。
このアルバムがリリースされてから2ヶ月経過した今でも私を掴んで離さない。
藤川千愛さんの曲は明るく弾けた曲ではない。
人生や青春に前向きな応援歌とかではけっしてなく、言葉で表すならうす曇り。
霧で見えづらい中をさまよいながら少しづつ前に進んでいくような歌が多い。
そこに感じる「本気の叫び」、「心の中にある本音」それが歌になって表されているのだろう。
本音の歌詞でもそれだけでは観衆には伝わらない。
テレビで素人やプロがカラオケ点数を競う番組があるが、あそこで歌われている歌に皆んな感動しているのだろうか?
カラオケ高得点を取れる人たちがテレビで披露しているのだから、確かに歌は上手である。
音程も規定通りで音に外れがない。
でもそれだけ。
歌に魂が籠もっていないから観客には何も伝わってこないのである。
以前に新聞のコラムで家入レオさんが云っていた。
譜面をもらって歌を覚える、でもそこからが勝負。
覚えるだけなら「あぁ上手に歌えているね」で終わってしまう。
そこから自分の歌にしていく作業、これが大切。
息を吐いたり吸ったり、感情入れたり出したりして一つの歌が出来上がるのだろうなと勝手に想像している。
テレビのカラオケ採点機では”上手”の先に行くものが採点出来ないのだろう。
今、ふと思ったが、AIが進化してカラオケ採点機を超えられるだろうか。
音程や、ビブラート、こぶしの数とかは基準をもとに音声から採点出来るであろう。
でもその先、人の心に届く音になっているか、感情とか抑揚とかを含めた歌が、基準通りに100点取る歌声より優れていると判断出来るであろうか?
機械学習をしていけば、いずれ人の感情までもがAIに理解出来るようになるのだろうか。
藤川千愛さんと違う話、まったくの余談ですみません…。
藤川千愛さんの歌には本音や本気を感じている。
だから色んなアーティストの歌が流れてくるサブスク聴き放題の中でも耳に残る曲だったのだろう。
藤川千愛さんは今ライブツアー”Laika”中である。
藤川千愛さんのライブ開催を知った時、心の中で「ライブに行け!」と訴えてくるものがあった。
「今観ないと後悔する」そんな声に答えて最終の名古屋ライブに参戦することにした。
大阪を離れてライブに行くのはこれで3回目。
・初音ミク さん
・ReoNa さん
・藤川千愛 さん
藤川千愛さんは大きく育っていくかも…そんな期待を感じさせてくれる彼女のステージが今から楽しみである。