ネットが便利になって私は本屋に行かなくなった。
本屋が自宅近くに少なくなったこともあるが、それでも本屋がゼロではない。
家から15分くらい歩くが、本屋は駅近くのスーパーにテナントとして入居している。
でも私は行かない。
本を読まなくなったわけではない。
若いころと比べることは出来ないが、今でも興味を引く本は必ず購入している。
最近の購入方法で多いのは、人の書評や口コミを参考にして買うやりかただ。
まず新聞に載っている本は私の興味を引きやすい。
それも衝撃的なタイトルが着いていると「おっ」と引き込まれてしまう。
その上さらに重版第◯版の「いかにも」の表示がされていれば、「あぁこの本は売れているだ、間違いない本だ」といっきに購入に傾く。
Amazonの口コミで良い評価を得ていれば、私はすぐにクリックしてしまうだろう。
このような口コミを信じた買い方が多い。
だが実際に本を手にしてみると、思ったように読み進められない場合もある。
それは記述が硬かったり、データ羅列するばかりで何を語りたいのか見えて来なかったりするとページが進まなくなる。
私もそんな本にいっぱい出会っている。
買ってはみたが家で積み本となり、最初の1行目さえ私に読んでもらえていない本まである。
そんな積み本の中で、どうしても読む必要となった本があるとすると、読むために最後の手段で使うのは「斜め飛ばし読み」だ。
こんな言葉は存在しない、だって今自分で名付けた読み方なのだ。
どんな読み方かというと、最初2~3行読んでみる。
出だしを理解出来たら、次はポイントと思える語句をひらい読みして区切り部を読む。
あとはこれを繰り返すだけである。
するとどうだろろうか、分厚い本でもなんとなく読み切った気持ちにさせてくれる。
最近、そんな読み方をした本が『第3の超景気』である。
この本は買ったのはよいが本の中は緻密なデータがぎっしりと詰まっていて、読む気持ちが萎えてしまった本である。
そのうちに米中貿易戦争が始まり、オリンピックは来年に迫ってくる、万博開催も決まって、世の中が本に近づいたこともあるために思い切って読んだのである。
そう、「斜め飛ばし読み」を用いて読んでしまったのである。(笑)
この本は2025年までの日本を経済サイクルに当てはめて、どんな動きが予想されるかを過去のデータと照らし合わせて語ってくれている。
本を読んだ感想だが、読んでなんか安心が出来た。
2025年までの途中で経済が落ち込むことはあるだろう、だが万博が開催される2025年までは日本の経済が概ね上り坂カーブで上昇する。
ほんとか?っと疑いたくはなる。
でもこの本は日本経済新聞出版社が発行している書籍である。
信じればよい、それだけで心が軽くなってくるのだ。