日本から本屋さんは失くなってしまうのでしょうか?
ネットで本屋さんが話題になっていました。
書店数がゼロの自治体がすでに26%あると言うニュースです。
わたしが若かった頃の30年前には予想もしていなかった変化ですね。
私が中学生だった当時には学区内に2〜3軒の本屋さんがあったことを考えると、リアルな本屋は衰退した感が否めません。
本屋にはいろんな記憶がありますし、エピソードもあります。
まだネット通販がなかった学生時代、冬の冷たい雨が降る中を一冊の本を探し求めて何街の本屋を何軒もハシゴした思い出とか。本屋の店員さんとマンガ談義をした思い出とか。
スマホやネットが当たり前の今となっては、まずリアル書店に行きませんから、寂しい感はあります。
今は本をオンラインで読みますし、もし買うとしてもネットで購入をします。
その昔の情報を仕入れる方法としては、新聞、雑誌、本、テレビ、ラジオ、それに口コミが主でした。
雑誌や本から知識や情報を仕入れていましたし、趣味のマンガや小説は書店で購入していました。
では今の情報を仕入れる方法はというと……すべてがオンラインサイトです。
毎日、ニューストピックに目を通して、某大手動画サイトで著名人たちの話を観る。
そんな日常生活に書店が入り込む余地が失くなっています。
今でも年に数回ですがリアル書店に行くことはあります。
ショッピングモールには書店がありますから買い物ついでにリアル書店に行きます。
でも実際に書籍を買うことがありません。
書籍の買い方を忘れたのか?と言うよりも、買いたいと思う本の見つけ方を忘れてしまったのかもしれないです。
例えば文庫本。
タイトルを見て、帯を見る。
ブックカバーのあらすじを読んで、そして最初の数ページを読んで気に入ったら購入する。
文庫本の買いかたってこんな流れでした。
でも今は……
タイトルを見た段階でくじけてしまいます。買いたい本が見つかりません。
私が変わったのでしょうか、これって私だけ?
頭を使わない娯楽本は、ほぼオンラインで需要を満たせていますが、もしオンラインが失くなったとしたら……どうでしょう?
私が好きな小説を書店の陳列されている文庫本から探し出す。
やっぱり無理ですね。
オンラインの良いところは品揃えがよいところ。
リアル店舗ではスペースの関係で売れ筋の本しか置いてありませんが、オンラインはニッチな需要しかない本でも購入出来るし、閲覧が出来ます。
やはりリアルな書店は衰退するしかないのかもしれません。