大阪の新歌舞伎座で開催されている『TOKYO GIRLS COLLECTION Super Live -MATSURI-』を観に行ってきました。
いわゆる”TGC -MATSURI-”です。
”MATSURI”って何?
はい”MATSURI”はエンタティメントショーです。
チケットサイトのe+(イープラス)が定期的にメールを発信してくるのですが、その中に”MATSURI”が紹介されていて、『初音ミクとキズナアイの初コラボ!』の言葉が目に飛び組んできたので観てきました。
”MATSURI”の出演は、初音ミク、キズナアイ、GARNiDELiAのメイリアさん、そしてDream Amiさんがアーティストの中心メンバーです。
そんな”MATSURI”を観て思ったことを書きます。
良かった点は、
まず衣装。着物をアレンジした衣装ですがこれが素晴らしい。
スポットライトを浴びて鮮やかにそして艶やかに各出演者を着飾っていた。
ほんとほれぼれしてじっと見ていました。
映像と出演者の共演、さらにプロジェクションマッピングを重ねた演出は見ごたえがありました。
これからの舞台はこんな演出が増えて洗練されたショーになっていくのだろうと思えた演出です。
今はそれの取っ掛かりになるショーを観ていると思えました。
そして予想外で嬉しかったのはDream Amiさんの歌が聴けたこと。
私は色んなライブにお邪魔していますが、音楽の指向性とか範囲が若干違うのかDream AmiさんとかE-girlsのライブを観ることありませんでした。
でも今回Dream Amiさんの生歌を聴けて嬉しかった。
なぜ嬉しかったかというとDream Amiさんは私と縁がなかった人ですし、まさに一期一会を感じたことが嬉しかった。
交わることの無いアーティストの歌を直接聴けたのが今回TGCの中で私にとっての1番の収穫でした。
次は、これはちょっとと思ったことを紹介しておきます。
まず客層について。
観客はオタク系とおしゃれ女子系に二分されていた。
私もそうだが初音ミクが好きなオタク系もたくさん参加していました。
私の周りの席にはミクのキャラTシャツを着てペンライトを振っているひと達もいました。
でも今回のショーは初音ミクのライブ”マジカルミライ”では絶対に見掛けないようなおしゃれをした女子たちがちらほら見かられたんです。
この二分された客層が原因で客席はちょっと盛り上がりに欠けるというか、融合しにくかった。
純粋にライブとして歌を聴いて盛り上がりたいと思っても周りがそこまで盛り上がっていないのである。
一人のアーティストとそのアーティストを観にきた観客であれば、曲が始まった瞬間からヒートアップするのだが、私でさえちょっと冷めた目でステージを見てしまった。
客席はスタンディング可と言われていたが、2階席ではだれも立っていなかった。というか立てる雰囲気ではなかったのである。
ばらばらだった客層が原因のひとつだったと私は思う。
次に気になったのは客の入り。
ショー自体は衣装も歌も目新しさがあって良いと思うが、客席に若干空席があった。
これは開催時期の問題だとは思う。
台風で空港とか物流にダメージを受けている今の大阪で開催となったのが最大の原因ではないだろうか。
着物をベースにした衣装の華やかさ、ひとつの音楽文化と言える初音ミクを使うこと、そして日本文化を感じる新歌舞伎座での公演である。
これらはインバウンドの外国人観光客であれば相当インパクトを受けるのではないか。
でも今関西には外国人観光客がいない。
関空が営業再開はしているが、大阪の街に外国人はまだ戻ってきていないのである。
ショーの内容は素晴らしくっても不運な時期であった。
最後に今回のショーで私が1番印象に残った場面を紹介します。
AMIさん、メイリアさん、初音ミクさん、(+キズナアイさん)の歌姫が一同に介して『打上花火』を歌ってくれたこと。
これは最大の見せ場でした。
米津玄師のパートをまさかあの娘が歌うとは…。(笑)
気になるかたは明日(9/16)に観に行かれてはどうでしょうか。