「これはもはや実験ではない、やばい事件だ!」
学校での理科実験がニュースになっています。
理科に実験はつきものですし、実験がなければ理科はもっとも勉強をしたくない科目になっているかもしれません。
だって化学反応式とかって超むずいですよね。
真面目に勉強をするほうだった私でも、暗記するのを諦めたのが化学式とか化学反応式だったです。
とは言え、理科の実験自体はとても好きでした。
ガスバーナーに火をつけることも、気を使って火力調整をすることとかも。
クラスメイトと知らないことを一緒に体験が出来たこと。
意外と身近な変化を、リアルに目の前で確認が出来たこと。
理科の実験では色んなことを知ることが出来たと思うのです。
いつもワクワクがいっぱい。
それが理科実験だったと思います。
もちろん危険な希硫酸とかも扱いますから、理科実験に危険がないとは言えません。
私が学生だった時はどうでしょう?
何もないことになっていたのでしょうねぇ。
この記事のようなことになっても、たぶんみんなガマンをしていたかもしれません。
救急車を呼ぶのなんて、「とんでもない!」と思う世代ですから。
授業が終わって家に帰る。
そして一晩寝る。
そしたら元通り元気になる。
学校時分にはそんなルーティンが多かったような記憶があります。
理科の実験で一番の思い出と言えば、「シュガー爆弾」。
それは転校したばかりの5月頃でした。
教室で理科の実験をしたのです。先生だけがです。
普通は実験室で生徒が実験しますよね?
でもその日は先生が自分だけで実験をしたのです。
今考えると、生徒が触ると危険があったのかもしれません。
なにせ””爆弾”ですから。
授業時間の大半は説明です。
いかにシュガー爆弾が危ないか。
シュガー爆弾はすごいのか、そして手短な材料で作れるのとか。
シュガー爆弾に関するうんちくを延々とトークしていました。
最後に爆弾に点火です。
もう何十年も前の話ですから、うんちくもほとんど忘れています。
でもあの時の驚きと結果だけは、今でもはっきり鮮明に憶えています。
シュガー爆弾に点火した瞬間は、「うん?どうした?」って感じ。
シュガー爆弾の反応が遅かったのかもしれません。
少しタイムラグがあったのですが、途中からはすごい量の煙がもうもうと立ち込めてきました。
それはもう、教室中が白く染まるくらいでした。笑
あの煙の量は学校の授業で出していいレベルではないと思うくらいです。
皆んながわいのわいのと騒いで、教室中の窓を全開にして煙を追い出しです。
その後もしばらくは教室が騒然としたままでしたから。
「あの先生はやばい。」
先生は、けっこうやんちゃな学校だったので理科実験を通して生徒に一目置かれたかったのかな。
確かに”やばい先生”とは、みんなが思いましたけどね。