以前と変わらない歌声に思わず涙が出そうでした。
大阪にあるライブハウス”南堀江knave”に『沢田聖子 Live tour 2018 ~YELLOW~』に行ってきました。
私の学生時代をともに歩いた沢田聖子さんの歌声。
当時はCDもMDもまだ存在していない時代でした。
レコードからカセットテープに録音して、ウォークマンで聴いていたあの沢田聖子さんです。
高校生だったころの私にとって、アイドルというか神といえる二人がいました。
ひとりが女優の薬師丸ひろ子さん。
薬師丸ひろ子さんは同い年であること、そして野性の証明で魅せてくれたあの”目ヂカラ!”が今でも忘れられません。
彼女がデビューした瞬間から、もう必然的に気づいたらファンになって応援していました。
そしてもうひとりの神様が沢田聖子さん。
沢田聖子さんはイルカの妹分としてデビューしたアイドル?でした。
デビュー当時の彼女は今までにないような立ち位置で、シンガーソングライターのアイドル担当みたいな立ち位置だったと思います。
私はレコードが販売されるごとに購入して聴いた記憶があります。
でも不思議ですね、当時に買ったレコードは引っ越しても、プレーヤーがなくなってもそのまま今の家に持ってきたハズなのですが2枚のアルバムしか見つかりません。
どうしたんでしょうか?
私の記憶違いで、本当はレコードレンタルしてテープにコピーしていた!?のでしょうか。
今、私の中ではちょっと不思議な気分です。
私が学校を卒業して、仕事中心の生活になってからは疎遠になってしまった沢田聖子さん。
昨年から私がライブにハマって、毎月どこかのライブに行くようになったことで今回参加することが出来ました。
ネットで大阪開催のライブを調べていたら沢田聖子さんがヒットしたんです。
以前にファンで大好きだった沢田聖子さん。
当時から30年以上がたっていますが、いまでも活躍されていたことに感謝してローチケでチケットをゲットしていました。
ライブは想像していたとおりに白髪交じりの男性が中心です。
というか私を含めて9割以上がそんな男性ばかりでした。(笑)
沢田聖子さんはちょっと声の調子が良くなかったようです。
何曲も歌い続けると、声が掠れたり高音が出なくなってきたりしてました。
でも、それもライブだと思います。
掠れた声や高音が出なくてもハートで歌い続ける…、そんな心がこもった歌を聴けるのもライブの良いところだと思います。
若い娘のライブでは踊り中心で、歌は”口パク”パフォーマンスなんて演出もあります。
でも沢田聖子さんはあくまで生歌なのですね。
沢田聖子さんにとっては当然のことなのかもしれませんが、私にとってはちょっとした感動だったんですよ。
そんな中、歌ってくれたセットリストで一番良かったのは『雨よ流して』です。
もう心を学生時代にタイムリープさせてくれました。
当時の楽しかったことや早く大人になって働きたいと考えていたこと…etc、通り過ぎていった時間を考えたら目から涙が溢れそうになりました。
沢田聖子さんは今56歳だそうです、私が53歳。
どちらも現役のアオハルですね。