健康についての考え方が書かれた本です。
久しぶりに電子書籍ではない本を読みました。
本のタイトルは「16％の人しか知らない幸せになる、健康資産」、サブタイトルには、「人生100年時代を生き抜くためのヒント」とあります。
本のタイトルにあるように、この本では健康について書かれています。
わたしは60歳前で、この年齢になると多くの関心事が健康のことになってきます。
そこに、「16％の人しか知らない……」と書かれていましたから、思わず本を購入しました。
だって16％ですよ。
ほとんどの人が知らないこと、目からウロコのようなことが書かれていると思うじゃないですか。この本への期待値は高かったです。
でも読み進めていくと……。
私にとってはそこまで目新しいことは書かれていませんでした。
この本の内容を簡単に説明すると、「自分の判断基準を持つ」、「からだの仕組みをマスターする」、「遺伝子から考える」と言うことが書かれています。
それを小説を読むように物語形式で話が進んでいくパターンの本です。
物語形式で話が進む本の代表は、「もしドラ」ですね。
この形式は、親しみやすい話にして、本を読む楽しさと知識が増える喜びを与えてくれる様式ではありますが、一歩間違えると無駄にページが増えるだけ。
後から知りたい要点を探し出すのに時間が掛かると言うことがあります。
ようするに、「一度だけ読まれること」を考えた本だと言えると思います。
人によってはポイントにマーカーを引いたり、重要ページに折り目を入れたりするかもしれません。でも大抵の人は、一度読みだけだと思います。
一度読みで知識や考え方が身につけばよいでしょうが……
個人的には、この本のような表現方法は、あまり良い印象を持たないです。
書かれている内容はもっともな内容ばかりです。
どれもが「うんうん」と頷けますし、実践している内容でもあります。
私から見ては、どこかで知った内容だと言うこと。
わたしは知らないうちに「16％の人」に仲間入りしていたのかもしれませんね。
ただしこの16％の定義も、マーケティングで言われる「イノベーター理論」から取ってきた数字なので、実際に”知る”or”知らない”を統計取ったわけではありません。
それでもです、この本の内容を”知っている”と思えた私の場合では、健康イノベーターだと言えるのではないでしょうか。
わたしは健康寿命を伸ばすために、アンチエイジングサプリの”NMN”も毎晩飲んでいますから。
我が嫁も、健康オタクと言えるくらいに健康に気をかけていますから。
たぶんわが家は、世間が考えるよりもずっと先に進んだ”健康家族”と言えるかもしれないですね。
