Yahooニュースで「万札しかない、バスはどう対応」というトピックがありました。
今でもバスって万札を両替すること考えていないのですね。
というのは万札しか持たずにバスに乗車したこと、これって経験したことがあるのです。
それはまだ交通系ICカードが普及していなかった時代の話です。
その日は残業しての帰りで9時前くらいだったと思います。
仕事が終わって会社前のバス停からバスに乗り込んで駅に向かったのは良いのですが、ふと財布の中を確認したら小銭が足りません。
お札はというと、あるのは万札だけ。
千円札も五千円札も入ってはいませんでした。
乗客少なくてましてや知り合いが乗車していることもありませんでした。
「しまった!」とは思いましたが、どうすることも出来ません。
下車する時に乗務員に相談することでとりあえずそのまま駅まで乗車しました。
まだ若かったので、ビクビクした気持ちで乗車していたことを憶えています。
駅のバス停に着いて下車する時です、私は「1万円札しかありません!」と素直に相談したのです。
そしたら乗務員さんからなんと言われたと思いますか?
「そこのファーストフードで両替してもらってきて!!」とちょっときつめに言われたことを今でも憶えています。
まるで怒られたみたい…そんな気持ちでした。
でもね、
その当時はまだ若かったんですね、言われるままにファストフード店に入ったはいいですけどファストフード店で両替なんて頼めるわけないじゃないですか。
結局、客待ち列に並んでいる間に考えた結果、ポテトを購入して小銭をゲットしたのです。
わたしがバス料金の支払いをするまでの間、バスはバス停に止まったまま待っていました。
今考えると乗客にやさしくない対応です、おかしな対応ですよね。
あの時の光景は今でもはっきりと頭に思い描くことが出来ます。
それくらいにトラウマになった出来事でした。
あれから数十年たちましたがいまはどんな対応をしているのでしょうか?
Yahooニュースを読ませてもらうと万札しか持っていない乗客への対応は次の3つに別れます。
1,乗務員が両替を持っている。
2,車内放送で他の乗客に聞く。
3,次回の乗車時に支払ってもらう。
きっちりしたマニュアルは決められていないようで、バス会社によって対応に違いはありますがおおむね3つに分かれるようです。
当時のわたしが言われた「ファストフードで両替してもらう」という対応が、今ではないことに正直「ほっ」としました。笑
今思えば、あれはバス会社の自分勝手な対応ですよね。
こちらは料金を支払う気持ちがある。
バスはお釣りを用意していない。
そうであればお客さんに対してバス側が一歩引いて「次に支払いください」と言うべきでしょう。
やっぱりわたしが受けた言葉、「ファストフードで両替してもらって!」はトラウマになるだけだと思います。