近い将来には趣味で車を運転するケースを除けば、車は自動運転にすべて置き換わってしまうのだろう。
今年開催されたCEATECでSBドライブが公道に自動運転バスを運行させました。
会場には乗車したい人たちが列を作っていたが奇跡的に抽選で乗車出来た。
車の自動運転には5つのレベル分けがされています。
レベル1:ステアリング操作か加減速のいずれかをサポートする。
レベル2:ステアリング操作と加減速の両方が連携して運転をサポートする。
レベル3:特定の場所ですべての操作が自動化、緊急時はドライバーが操作。
レベル4:特定の場所ですべての操作が完全に自動化される。
レベル5:あらゆる状況においても操作が自動化。ハンドルもアクセルも不要。
今の日本で自動運転推進状況は現在レベル2の段階。
ドライバーが運転して車が出来るのは加速とか危険回避のブレーキを掛けてくれること。
それに高速で車線を逸脱しないようにすることでしょうか。
まだまだドライバーが車を操作しています。自動システムは運転のサポートをしているだけですね。
今回CEATECで乗車出来たのはハンドルのついていないバス。
SBドライブ社が保有するフランス製の完全に自動化されたバスです。
このバスを自動化レベルで表すとレベル4の段階。
2019年の今時期にレベル4の自動運転車に乗れるのは奇跡といえる希少機会だったかもしれません。
公道を走っていたバスはハンドルのついていないバス。フランス製だそうです。
完全に自動化されたバス、自動化レベルで表すとレベル4の段階です。
2019年の今にレベル4です、乗れたのが奇跡です。
自動運転社会を実現するには法整備とか技術的課題を解決するとかいろいろな事をクリアにする必要がありますが、現状の技術でここまでの自動運転が出来ることをみれる体験でした。
実際に試乗してみた感想は、安全を優先したきっちりした運転をしていると感じです。
道路を真っ直ぐに走ります。
センターラインや路側の白いラインが消えているエリアでもまっすぐに走ります。
信号でもきちんと止まります。さらに車が自分で判断して再発進もします。
最高速は18km/時しか出せないバスです。
公道を走るにしては遅い乗り物、片側2車線の道路では左車線を走行しますが前方に左折する車が入ってくると急ブレーキを掛けます。
これにはちょっとびっくりでした。
人間が運転していたら急ブレーキは必要ないと判断する状態でした。
ちょっとしたイレギュラーでも安全に制御されているということでしょう。
これからクリアしていく課題は多いと思いますが、早期に街なかを走行するバスがドライバーが乗車しない自動運転バスに置き換わること期待します。
でも、その昔ドライバーと車掌さんの2名が乗車していたバスを知る私としては隔世の感がありますね。