いよいよ日本にもウクライナ戦争の影響が出てきそうです。
とうとう岸田首相がキーウを訪問しました。
日本はG7加盟国で唯一首脳がキーウを訪問していなかった国。
日本も西側諸国の一員であることをアピールするためにも、G7サミット前に訪問を済ませたということです。
今のところは、わたしを含めて皆さんの想定どおりだと思います。
岸田首相がどんなにキーウを訪問していなかった言い訳をしたとしても、G7では許されなかったでしょう。
日本は今年のG7サミットで開催国なのですから、最初から「キーウを訪問しない」と言う選択肢はなかったと思います。
今回の岸田首相のキーウ訪問で、日本は西側諸国の一員であることを明確にアピールが出来ました。
もちろん岸田首相のキーウ訪問で、ロシアは怒っているでしょう。
ロシア爆撃機がすぐに日本を牽制するように、日本海を7時間もかけてランデブーしたのも怒っているアピールに他ありません。
日本だけ例外とか、日本だけ無事であるとか、「そんな奇跡は起こらない」ことが明確になったと思います。
キーウ訪問によって日本が態度を明確にしたことで、ロシアも日本に対する対応変化をすると思います。
ウクライナ戦争が始まっても日本とロシアは貿易をしています。
日本製品はロシアに流れていますし、ロシアで水揚げされたウニやカニは日本の食卓にも並んでいました。
この冬まではウクライナ戦争がはじまる前とそれほど差はありませんでした。
でも岸田首相のキーウ訪問で、今後は同じではなくなると考えます。
ロシアからは、今後も引き続きガスや石油エネルギーを買うことができるのか?
もしロシアからのエネルギー供給が止まると、日本もヨーロッパ同様の困った状態になると思います。
ロシアからの供給が途絶えると、ロシア以外の他国から値段の高い代替エネルギーを購入することになるでしょう。
そうすると、今はまだ抑えられている電気/ガスのインフラ料金が、もしかすると数段価格アップするかもしれません。
日本は西側諸国の一員としてウクライナをサポートするそうなので、それ相当のお金の支出が必要になります。
ウクライナは戦争中、外貨を稼ぐ方向がありません。
穀物地帯もダメージを受けているそうなので季節が変わるくらいでは、ウクライナの状況はよくならないと思います。
そうするとウクライナに対しては、西側諸国で支援する必要があるでしょう。
日本は今までは蚊帳の外?だったので支援の話はなかったでしょう。
けれど、ここからはそうも行きません。
きっとお金の話になる。
その金額は日本の経済をより厳しいほうに持っていくと思います。