英語力と言いますが、向かっている方向が微妙に違うように思うのですが……
今の日本人にとって英語力向上は必須です。
学生や現役世代だけが必須なのではなく、これからはシニア世代でも日常生活で英語力が必要になる。これは近未来に避けられない現実だと思うのです。
確かに人によって英語を使う頻度や重要性には違いがあるかもしれません。
英語がしゃべれない人や得意でない人たちには、翻訳機やスマホの機能を使った会話になるのかもしれません。
ですが基本はMustです。しゃべれるようになる事が必要ですね。
わたしはそう思っています。
これからの日本社会が求めているのは「英語力」です。
「英語力」とは、「リスニング」、「リーディング」、「スピーキング」、「ライティング」4つのスキルを総合した力を指します。
3年くらいオンライン英会話を続けているわたしですが、はたと気づいたのです。
オンライン英会話ばかりしていても、TOEICテストでは点が取れないかもしれないことに。
日々のオンライン英会話で鍛えられるのは、「スピーキング」と「リスニング」の力です。
日常生活の中で英語を話すチャンスがほとんどない日本人であれば、「スピーキング」と「リスニング」はもっとも苦手とする英語力ではないでしょうか。
だって、わたしがそうでしたから。
当時は英語が口からまったく出てこない人でしたから。笑
でもさすがに3年ばかしオンライン英会話を続けていると、英語に対する引け目がなくなります。
それなりに言葉が口から出てきます。
会話を楽しむ余裕さえありますし、たまには相手を笑わせることだってあるくらいです。
ですが、会社が求めているのは目に見える数字、TOEICスコアみたいです。
会社が社員の英語力判断に使うのはTOEICのスコアです。
おわかりかもしれませんが、TOEICだけでは偏った英語力しか判断が出来ないですよね。
TOEICでテストをするのは「リスニング」と「リーディング」だけです。
「スピーキング」も「ライティング」も必要ありません。
と言うことは、いくら外国人と会話が出来てもTOEICテストでは確認が出来ないのです。
TOEICでハイスコアを取れても英語はしゃべれない。と言われる所以ですね。
でも、100歩くらい譲るとすれば、まぁ理解は出来ます。
「リスニング」と「リーディング」がある程度の高得点が取れる人になると、英語力の総合力が高いハズと言うことにつながるかもしれないからです。
「リスニング」と「リーディング」の2つを見るだけで4つの英語力が判断出来る。
と多くの会社は考えているのでしょう。たぶん。
でもね、一番求められているのって、「リスニング」と「スピーキング」なのではないのでしょうか。
方向が微妙に違うように思うのです。