mac-3's blog

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映画「離ればなれになっても」を人生をそこそこに経験した中年オヤジが観た感想。

ネタバレの映画話です。

 

今年最後に日、大晦日に久しぶりにラブストーリー映画を観ました。

アバターよりも観たいと思った映画、それは「離れ離れになっても」でした。

 

 

 

この映画はイタリア映画です。

日本でイタリア映画がロードショー公開されるのは珍しいですよね。

調べると、この映画イタリアで大ヒットした映画みたいです。

確かに観終わったあと、今思うととても楽しめた映画です。

涙は出なかったですが、綺麗にまとめられた映画、そんな感じです。

 

あらすじは、16歳の少年3人とひとりの少女が出会い、そして別れて、おとなになって再会をして、そしてまた別れるとか裏切りがあって、40年後の今は……みたいな話です。

4人の人生にスポットを当てて話が進む物語でした。

 

似たような環境で育った4人ですが、一人ひとり個性的な人生を歩んでいます。

当たり前ですよね、だれもがしあわせを願うし、黒いところが無い人はいないのかもしれませんし。

 

今はしあわせとか不幸とか、そりゃ色々ありますし、その状態は変化します。

 

16歳から40年なら56歳ですからエンディング時点の年齢は私と近い年齢です。

しあわせを掴んだと思っても、お金とか、人生ステップアップでの心の移りとか。

いろんなことが起こって、心が離れていく……

 

ヒロインのジェンマを追っかけてみましょう。

16歳の時、ジェンマは鳥と仲良くする心優しいパオロと恋仲になります。

でもジェンマは母親が亡くなってナポリの伯母さんの家に引っ越すことになり、二人は別れます。

 

10年後?このふたりがローマで再会をします。

その時、パオロは臨時の講師+母の店を手伝い。目指す職業の先生にはまだなれていません。

 

ジェンマは引っ越してから、環境変化ですっかり変わって大人になっています。

再会をしてジェンマは気づきました。

「あ、わたしこの人が好きだったんだ」と思い出したとしか思えない展開で、夜逃げ?でパオロの元に戻り、ふたりとパオロの母親3人で暮らし始めました。

 

でもパオロの母親と一緒の生活が嫌なジェンマ。

パオロとふたりで暮らしことを考えましたが、パオロの母親が倒れて介護が必要になりそれも出来ず、いつしかパオロとジェンマに隙間が出来ていました。

 

そんな時、ジェンマはパオロの親友で弁護士と浮気をします。

そして甲斐性のある弁護士を選んでパオロと分かれ……

 

その後、ジェンマは弁護士とも別れて、映画の中では姿も見せないモブと結婚をして男の子の母親になるのでした。

 

ジェンマが子供と一緒にバスに乗っと時にパオロと再会をして、そして数年後に結婚です。

 

パオロは50歳代で初婚。

パオロはどれだけ離れてもやはり好きだったのでしょう、ジェンマのことが。

 

ジェンマはどうでしょう?

子供がいるから結婚していたはずなのに、一度振った男性と結婚です。

 

映画では最後に最初に好きだったパオロと結ばれてハッピーエンドです。

でもこれはどうでしょう?

それは56歳の今のしあわせ。この先まだ風が吹くように思えるのです。

 

ジェンマがビッチとは言いませんが単に計算高い女性と言えますし、一度あることは二度あると言えるのが人生です。

映画ではきれいに終わらせていますが、これは次の波乱が絶対起こる。

 

わたしはそう感じました。

これはラブストーリーなのでしょうか?