今晩は冷える、寒いと思ったら雪が降っていますね。
こんな日はヒーターにホットカーペットで暖まって、暖房器具の近くから抜け出せません。
雪の思い出と言えば、入社式の日でしょう。
社会人になって働き出しの記念日、そんなイベントにこの地方では珍しいくらいの雪が降り積もったのでした。
それはもう40年前の話です。
春が近づいてきている3月7日、その日がわたしの入社式でした。
3月は冬から春への切り替わりの月ですから、雪が降ってもおかしくはありません。
でも「雪が降る」といってもぱらつく程度が普通です。
真冬でもどかっと雪が降ることは珍しいのに、3月のこの時期に雪がどかっと降り積もった。
たぶんわたしが雪を引き寄せたのかもしれませんよね。笑
初めていく土地で初出社の日です。
雪だから言って遅刻をするわけにはいきません。
急いで着替えて初めてのスーツに腕を通した時、母さんから「寒いからコートを着ていきや!」と言われたのを憶えています。
その時は学校を卒業したばかりで買ったのはスーツだけ、コートなんかは買っていませんし持ってもいません。
当然、兄貴のコートを借りての出社です。
借り物の衣装で出社する……ちょっとだけそれが嫌でした。
その日の雪はけっこう重た目の雪でした。
雪道にべちょっとした重た目の雪、人が歩いた跡が水溜りになっている感じです。
初めての通勤電車で、銀世界になった田んぼを見て、チェーンを巻いたバスに乗り換えて会社まで。
実際に外の道を歩くのはそれほど長くないですし、交通機関に中はヒーターが効いているので寒いとも感じません。
後でコートもいらなかったかも!?とは思いましたが、そこは親ごころでしょう。
寒い日にわたしの息子が出掛ける時には、「暖かくしていきや!」と声かけるでしょうから。
数年前までは車で通勤をしていましたので、雪が降ると会社に行けない、会社から帰れないと大変でした。
帰宅するのに会社を出たはいいのですが、雪で会社に引き返して電車とバスで帰宅したこともあります。
朝も同じ、出勤で家を出たけれど山を越えられずに引っ返したこともあります。
会社への通勤経路は3つのルートを持っていましたが、雪が降るとたいていがダメになります。
今はネットでリアルな情報を確認出来ますが、その昔は情報なしでしたから、行ったはいいけれど通行止めになっているとか、現地に着かないと分からなかったですね。
その点、今は情報があるからいいですね。
たので
雪の思い出は