わたしが受講しているオンライン英会話「レアジョブ」は、教師がほぼほぼフィリピン人。
かれらはオンラインで教師をするだけに半端なく英語力は高くてすごいと思います。
講師に聞けば小学校に上る前から英語を勉強しているとか、英語学習歴は10年以上のひとがザラにいます。
わたしだって学習歴は長いですよ?
中学、高校そして社会人……と英語学習をしてきました。
ほぼ10年くらいは英語と付き合っています。
でも学習の中身がまったく違うのでしょう。
私が若い頃には英語をしゃべれるなんて、まったく思えませんでしたから。
日本人の英語学習は知識として、授業としての学習だと思うのです。
今は違うかもしれないですが、私が学んだ英語はそうでした。
学習すべてが知識だったと。
英語で会話をするチャンスもなかったですし、たまにあってもしゃべるなんてことは出来ません。
しゃべろうとも思いませんでした。
その当時から思っていたのは、生きた英語を学びたいと言うこと。
海外赴任した人たちに「どうやったら英語がしゃべれるか」と聞いたことがあります。
その答えは、「とにかく英語でしゃべること」でした。
英語を使っておしゃべりをして、生きた英語を学べと言うことでした。
今わたしが受講しているオンライン英会話の「レアジョブ」にも、少数ですが日本人講師がいます。
ただし日本人講師はちょっと高い……
講師依頼のチケット代が通常の3倍もしますから、なかなか受講するチャンスがありませんでした。
日本人講師が検索上位にいつも出てくるので、「いつかは受講したい」とは思っていたのでそのチャンスがきた時に、授業をそっちのけでいろいろ質問をして聞いたものです。
英語の学習方法も聞きてみました。
「洋画を観るのは英語学習に効果的ですか?」
ずばり日本人講師が言うのは、「洋画を見る必要はありません。」
なにか今までの常識と違う回答で新鮮な意見ではありますが、ちょっとわかりません。
講師の意見は、ハリウッド洋画でしゃべっている英語は、10点満点中の8点とか9点とかの高度な英語だそう。
そりゃ洋画はネイティブスピーカーが会話していますから当然です。
我々には「そこまでの聞く力やしゃべる力は必要がない。」それが日本人講師の考えでした。
その時は今までの常識と違ったので、「えっ、え?」と言う感じでした。
でも後から考えるとそうなんだと納得も出来ます。
たぶん、英語への考え方やとらえ方の問題かと思います。
英語は世界中の人と話しが出来る”共通言語”です。
日本人もそうですが、アジア系の人とか非ネイティブだけど英語をしゃべる人は、ネイティブスピーカーよりもずっと多いと聞きます。
その人達と会話をするには、ネイティブのような流暢な英語をしゃべれるようになるのではない。
自分の考えや思いを「じぶんの言葉」の英語にして、しゃばれるようになるのが大切だということだと思います。
とにかく英語でしゃべって、自分の思いを相手に伝える。
これが実践的な英会話スキルと言うことだと思います。