新型コロナウイルス感染症が現在の2類相当からインフルエンザと同じ5類相当に引き下げが検討されているそうです。
アメリカやヨーロッパの国々からすればすでに当然の動きですよね。
日本はいつも1歩も2歩も動き出しが遅く感じられます。
マスクにしてもそうです。
「屋外でマスクが必要なし」と政府が言い出したのもつい最近になってからですし、しかも第7波が来てからは”マスク無し”なんてのは掛け声だけで意気消沈してしまっていますから。
でも海外では”マスク無し”なんてのは当たりまえになってきています。
気になる人だけがマスクをしている感じでしょう。
現在の第7波ですが、わたしは第7波のピークは今週から来週くらいに掛けてだと思っています。
その後でも新規感染者数はそこそこ人数で続くと思いますが、医療崩壊にはならない程度で収まるのではないか。
それがわたしの見立てです。
今回の第7波が収束した後で、コロナの感染症法上の扱いを現行の2類相当から5類相当にまで引き下げる。そんな検討が進められているとニュースになりました。
5類になると何が変わるのでしょうか?
2類でも5類でも人が考えた分類なので、病気の重さも症状も変わらずに同じですよね。
第7波以降に5類相当に変更したからと言って、発熱した時の体温が変わるわけでなく、有効な薬がある訳でもなく、変わりません。
ただし、病気に付随するアレコレが変わってきます。
次のことが変わってくるのかな?と思います。
1,治療代が公費負担から個人負担に変更となる。
今までコロナでホテル療養や入院をすれば、療養費や弁当代は全額が公費で負担されました。
でもインフルエンザと同じ5類に分類されると、コロナに感染しただけではホテル療養なんてありえません。
インフルエンザと同じで自宅にて療養をします。
感染した時の流れもインフルエンザと同じでしょう。
発熱をする→街の内科医院、発熱外来にいく→抗体検査でコロナと診断される→自宅療養をする。
療養期間は今と変わらないのではないでしょうか。
人にうつすとダメだから、熱がなくても◯日は休養してください。
と言う話になると思います。
2つ目は医療保険が対象外になりそう。
今はコロナウイルスに感染をすると、ホテル療養でも自宅療養でも入院と同じとみなして保険請求が出来る医療保険が多いと思います。
でも5類相当に変わると、入院をしない限りは保険請求の対象にはならないかも。
ここもインフルエンザと同じになると思います。
あとはワクチン接種です。
これもインフルエンザワクチンと同じで有料に切り替わってくるのではないでしょうか。
2類相当から5類相当に変わったとしても、病気の重さやしんどさは同じ。
お金の問題は公費負担が減る or なくなるから、個人負担が増える。
その他の変化では、コロナに対する”とらえ方”や”見かた”が変わってくると思います。
コロナは「死につながるこわい病気」と言うイメージもありましたが、「免疫力が高ければなんとかなる病気」にまで下がってくる、やわらかいイメージに変化すると思います。
そうなると今は新規感染者数だけにスポットしているマスコミだって、少しは報道のやり方が変わってくると思います。
少しづつコロナに対する注目が小さくなっていく……
それでも以前には戻れないのかもしれないですが、日本が感染症に負けない安全で楽しい国に変わってくれたらいいな。
そんなことを考えています。