クールビズが定着したオフィスでは”ゆるい格好”が人気で定番です。
「ゆるい格好」と言うのは”半そで”または”長そで”のYシャツにスラックス姿です。
たまに上がYシャツではなくてポロシャツの人もいますね。
「きっちりとしたゆるい格好」と言えばいいでしょうか。それがオフィスで働く定番の姿となりました。
わたしが入社した当時、会社にはユニフォームがありました。
今でもユニフォームがなくなった訳ではありませんが、着なくてもいいルールに変わっています。
やっぱし社員全員が同じユニフォームを着て仕事をするなんてね…
なんか機械的で時代に合わないですよね。
今となっては入社当時のユニフォームを思い出すことが出来ません。
でもネクタイはずっとしていたような気がします。
わたしにとってネクタイを締めるのはおとなになった証、ずっとあこがれていた大人になったシルシだったのです。
それが今やクールビズです……
夏でも冬でも年がら年中に、とにかくネクタイを締めている人が少なくなりました。
ネクタイ姿ってかっこいい……わたしは好きなんです。
ネクタイをすると、からだのセンターにきっちりとしたラインが出来ます。
見た目もすっきりしますしネクタイを首元で締め付けるから、気持ちだって引き締まります。
でも今の職場は「ネクタイが悪」と言えるくらいに嫌われています。
なぜそこまで嫌がるのでしょうか?
そこがわたしには分かりません。
とは言っても、わたしも「長いものには巻かれろ」主義です。
「みんなが右向くなら、わたしも右向く!」と言うことで、長くネクタイをしていませんでした。
たぶん10年くらいはノータイ派だったかも……
でもこの間です、黒色のネクタイが必要でタンスにしまい込んだネクタイを探したのです。
そしたらわたし、何十本もネクタイを持っていました。
もう黄ばんで使えなくなったのもありますが、まだ新しい、買って数回しか使っていないようなネクタイが何本も見つかったのです。
考えたらね、ネクタイってビジネスマンしか締めないのです。
冠婚葬祭は別ですが、普段にネクタイを締めている人は、働いて戦っているビジネスマンだけです。
わたしは定年まであと2年……
そう考えるとあと2年しかネクタイを締めるチャンスがありません。
もったいないですよね。とても貴重な2年です。
この2年を後悔しないように、周りがどうとかどう見られるかなんかは関係がありません。
確かにクールビズの中で、ネクタイを締めているのはわたしだけです笑
もしかしたら変わった人と思われているかもしれません……
でもラスト2年は思い通りに過ごしたいのです!
あと2年……どう自分らしく過ごせるか、自分が楽しめるかが重要なんです。
ラフな格好なんかは、これからいくらでも出来るじゃないですか。
でも凛としたネクタイ姿は今しかすることが出来ません。
出来るのは”今だけ”なのです。
だからわたしはネクタイを締めるのです。