安くておいしいせんべいと言えば、三幸製菓の「越後樽焼」。
旨塩もごまも好き、なんならピリ辛も。
あの硬さとサイズ、それにひと袋の分量と、すべてが私にマッチした商品でした。
でも今は販売していません。
例の三幸製菓で発生した工場火災の関係で、工場が操業を停止して対策を講じていたからです。
火災が発生した直後から商品がなくなることは予測をしていました。
だから「越後樽焼」を10袋くらい買いだめもしていました。
工場が停止してからもしばらくはストックや流通在庫があったからか、ご近所スーパーでせんべいを販売していたし、たとえ売り切れたとしても、他のせんべいメーカーで乗り切れる。
そう思っていたのです。
でも実際はダメでした。
わが家の10袋なんてすぐに失くなりましたし、店頭在庫だって数カ月分もありません。
「越後樽焼」はわたしの中で唯一無二の存在になっていたのです。
しばらくは、せんべいを食べなくても大丈夫でした。
もちろん他のお菓子、ピーナッツとかビスケットとか、色々と口にはしていましたから。
でもね、ついにこの間、思い出したかのようにせんべいが食べたくなったのです。
そうすると、「せんべいを買う」を目的だけに、スーパーに走っていたのです。
スーパーでは確かにいろいろなせんべいを販売しています。
値段もお手頃なのもありました。
でもね、実際に何種類か購入して食べてみましたが…どうもわたしに合いません。
わたしの中では「越後樽焼」がブランドになっていたのでした。
どのせんべいを食べても、「硬さがちょっとちがう…」とか、「塩あじが違う…」とか、何かしらの違いを探していたのです。
やはり「越後樽焼」が食べたい…
そんな寂しい思いをしていましたが、6月末に三幸製菓から工場の生産再開を知らせる案内があったのです。
”せんべい’ファンにとっては、とってもうれしい知らせです。
出荷は7月下旬からなので、手元に届くのはまだ先かもしれません。
でもあと少しです。
待ってさえいれば手に入りそうだと思うだけでガマンは出来そうです。
人の心理っておもしろいですね、期待要素があるだけで、こころが軽くなる気がするのですから。
操業を再開した工場が「越後樽焼」を製造するのかは情報がありません。
でもあれだけ人気の商品ですから、操業が再開をしたら、顧客の期待値が高い商品も作ってくれるでしょう。きっと。
後は販売スペースですね。
スーパーの棚とか売り場とかは一度スペースを失うと取り返すのが難しいと聞いたことがあります。
だってそのスペースには、すでに他の商品が陳列されているのですから。
他の商品がスペースを取り返されないように、販売リベートとか、価格調整とか、あの手この手を使ってくるのが分かっていますから。
そんなことを考えると、
「越後樽焼」は人気商品なのでスーパーに帰ってくるとは思います。
でもね、以前と同じ価格で販売は無理かもしれません。
2割くらいは”値上げ”があってもしかたがない!?かもね…
それでもやはり買うでしょう。わたしはきっとね。
そう思います。