日銀がずっと言っていたインフレターゲットの2%。
4月のインフレ率がとうとう2%を超えたそうです。
以前からも値上げはしたかったのでしょうが、日本はデフレが長かったから値上げがしにくかったとは思います。
だから少し前までは価格は同じで容量を減らす「ステルス値上げ」なんて方法で値上げされたりしていました。
でも今はそんな姑息な値上げではありません。
実際に街で買い物をすると感じるのは食料品の値上げ。
いつもの商品なのに値段が違う…そんな堂々とした値上げに目が行きます。
例えばいつも買っているピーナッツ。
一番格安でピーナッツを買える業務スーパーで、月に一度の大量買いをするのですが、レジで値段が今までと微妙に違います。
ひと袋あたり10円程度の値上げがされている…ようです。
トマトジュースもそうですし、コーヒーだってそう。
以前と同じお店で同じように買おうとしても、今はもう同じじゃありません。
前と違う…なんてことを考えながら買い物をしています。
物の値上がり、インフレは今始まったばかりです。
たぶんもうついこの間までのような、デフレは来ないかもしれないですね。
デフレであれば今慌てて買うよりも、今は買うのを待って本当に必要な時に物を購入するほうがよかったです。
後で買ったって物の値段は同じですし、もしかすると値段が下がっていたかもしれません。
でもインフレではそんなことありません。
今買わないと、本当に使いたい時は下手したら売っていないかもしれません。
もし売っていたとしても、売値が上がっているかもしれません。
だってインフレなのですから。
仕事でも日常生活でもインフレに適応した暮らしをしないといけない…
でも日本人はデフレが長かったから…難しいかもしれないですね、ちょっと心配です。
少々値段が高くなっても買える程度のアップであればまだ許容出来るのですが、さすがに一時のマスクとかトイレットペーパーのように、並んでも買えないとかになると死活問題になります。
あとは「物の値段が上がった、インフレだ」って言っているくらいはまだましです。
給料やもらえる手当がアップしないのに、物価だけがアップしていくスタグフレーション。
日本はどうもこれになりそうで…嫌な雰囲気を醸し出しています。
日本は今年後半から来年にむけて、もっともっとインフレになるでしょう。
でもうちの会社はどうなの?
給料はアップするのでしょうか?
そう考えると、給料がアップする要素が見当たりません。
物価が上がったら売上が上がった。
営業利益もアップして会社がもうかれば、まだ物価に並行して給料アップも考えられます。
でも半導体や上海ロックダウンその他で環境が最悪の中です。
まだ状況がよかった昨年とか今年の春闘結果から考えると、給料が下がる要素はあっても上げる理屈がありませんから。
もっと生産性を上げろ!
会社幹部から逆にそんなことを言われかねないと思います。
デフレからインフレへ。
この流れはもう確実、誰に求められません。
そうすると、暮らしかたや考えかたをインフレに合わせて適合させていくことが重要です。
何も起こらない長期デフレが平時だとすると、これからのインフレは戦国時代ですか。
まずは今のうちに「戦う準備が必要。」
さぁ、インフレの荒波のいざ出陣です。