あれから何日もが経過したのに、いまだに収拾していない白井球審の「詰め寄り騒動」についてわたしなりの見解を書いてみます。
ことの発端はロッテ対オリックス戦でした。
ロッテ佐々木朗希投手の投球後の態度が気に入らなかった白井球審が、佐々木朗希投手のいるマウンドまでに詰め寄ったことが問題になってネットを騒がせました。
わたしもこのシーンをビデオで観ました。
ビデオを見る限りでは、佐々木投手は投球後のボール判定に「エーッ」て顔をして後ろを向いたり不服感を醸し出しています。
その行為に対して、白井球審が「なんやお前、文句あるんか?」って表情でマウンドまで詰め寄っていきます。
これビデオを観て思ったのは、「白井球審キレてるやん」ってこと。
白井球審は顔が怒っていますよね。
「この若造が、判定に不服あるんか!」と言いそうな目と表情で詰め寄っていったのです。
まぁキャッチャーになだめられてすぐに戻っていきましたが。
投球がストライクかボールかは、審判の判定ですから指示に従わないといけません。
けれど佐々木投手も人間ですから、「エーッ」って感情が出たって当然です。
その態度が白井球審にはカチンときたのでしょう、たぶん。
けれど審判は感情が出てはいけないと思うのです。
だって審判なのですから。
プロ野球は野球を見せるエンタメです。
その中で審判とは、わたしは「正確に判断する道具」だと考えています。
ストライクかボールを判定するだけ、セーフかアウトを判定するだけに徹しないといけなにのです。けっして感情を持ってはいけません。
審判はお刺身で言えば剣です。あくまで野球の添え物なので感情は必要ありません。
観客は野球を観に来ているのですから。
わたしは、究極には「審判はセンサーでよいのではないか」と思います。
コンピュータやロボットで代用すればよいのではないでしょうか。
正確な判定にはセンサーを使うほうがより正確なのは間違いないでしょうし、今のビデオ判定を用いるのなんて事は愚の骨頂に感じます。
あれは人が判定するのに限界があることを表していますよね。
センサーで判定をすれば1か0の世界です、”あいまい”な判定はなくなると思うのです。
そんな味気ない野球は観たくないとか、審判は人間だからいいんだとか。
「人間臭さが野球のよさだ」なんて人には、今まで通りの野球がやっぱりよいのでしょう。
エンタメとしては人が演じるほうがおもしろいですから。
でも本気で今回のような騒動を避けたいならば、センサーを活用した判定をもっと推し進めるべきとは思います。