どれだけITが進んでも、日本ではまだまだハンコが必要です。
コロナ禍でテレワークする人が多くなったこともあって、電子回付とか電子印鑑なんてものも登場してはいますが、オフィスで仕事をする限り、机の上からすぐにハンコがなくなることはないとしか思えません。
ハンコ社会はまだまだ続くようです。
でも、ハンコって本当に必要なのでしょうか?
ふと手元に回付されてきた書面をみたら、関係者のハンコが10個くらい押されていました。
そんな書面を見てわたしが思ったのは、「これって誰が責任を持つのだろうか?」と言うことです。
関係者がハンコを押すたびにハンコの効力が小さくなっていく…
わたしはそう感じるのでした。
ひとつの書面でひとりやふたりがハンコを押すだけなら、まだオッケーだと思います。
何かがあっても押したその人の責任でありますし、またはその人の成果でもあります。
でもね、ひとつの書面に10個も捺印がされていれば、そりゃ違うだろうと思いませんか?
なんか、「〜みんなで渡れば怖くない。」みたいでわたしは嫌いです。
特に記載を間違っている書面、間違いのまま回付されてくる書面が、もうわたしにはダメなのです。
記載誤りがあるのに、ずらずらと関係部者の捺印があれば、「こいつら全員、めくら印か!」って思いますよね。
絶対真剣に見ていないし、書面を読んでいない証拠です。
もう起案元に書面を送り返したくなります。
数十年前から比べるとかなり捺印の機会は減ったかもしれません。
でもわたしが持っている仕事では、書面に訂正印を押しています。
多い日には1日で10枚以上の捺印が必要。
さすがにこれだけ押印をしていると、いくらはんこスタンプと言えどもインクが切れてしまいます。印影が薄くなってくるのです。
わたしの持つ訂正印は年代物と言える古さです。
わたしが入社した当時から使っている印鑑で39年前のしろものです。
でもまだまだ使えます。
シャチハタさんの技術力と耐久性に感動ですね。
そんなハンコをながらく使っていると、印影が薄くなったのが分かります。
インクの補充をしたいのですが、どうも補充インクはオフィスに置いてあるようには思えませんでした。
結局、補充インクをアマゾンで探して、「自分で買って」補充してみました。
買ったのは”染料系”の赤色補充インク。
スタンプの補充インクには”染料系”と”顔料系”の2種類が存在します。
シャチハタのハンコはほとんどが”顔料系”インクを使うのですが、わたしの持つ訂正印だけはなぜか”染料系”を使います。
これ、今となっては本当か嘘かが分かりません。
でも40年近くの経験から、過去にこの話題が何度も職場で上がったものです。
シャチハタは”顔料系”、訂正印は”染料系”、これで間違いがありません。
ただし、わたしの場合ですけどね。
今回インク補充をするのも2年以上振りです。
ハンコにインクを2滴ほど垂らしても、なかなか効果がみえるものではないですが、まず間違いがない…ハズです。
まぁダメだったらハンコを買い換えるだけですが。笑
間違いないとは信じています。きっと大丈夫…たぶん!
買ったのはこれの”赤”です。