雨が降り続くGWが始まる前日の平日に私が年金の振り込みで郵便局を訪れた時、もうひとつの窓口で若い女性が郵便局員さんと会話をしていました。
郵便局には3人の局員さん、そしてわたしとその女性しかいませんでした。
わたしが椅子に座って振込処理を待っていた時、局員さんの声がけっこう大きかったこともあって、聞とはなしに会話が聞こえてきたのです。
その女性はどうも中国に荷物を送りたいそう。
女性はたぶんアジア系(中国のひと?)の女性だったかもしれません。
局員さんが女性に大声で説明していたのは、中国に荷物を発送してももし間違っていたら荷物が返ってこないことでした。
宛先住所が間違っていたりした場合や宛先に住んでいなかったりしたら、日本であれば発送主まで荷物が返送されてきます。
でも中国宛に発送した荷物の場合、どうも日本の送り主には返ってこなくて現地で処分されてしまうそうです。
局員さんは日本語だけでこの説明を一生懸命に伝えようとしていました。
けれど送り主の女性はいまいち局員さんが言っていることを把握出来ていないみたいです。
どうも女性は日本語が堪能ではないようです。
その場にいた私は「英語で説明したら」とも思いましたが、女性が英語を出来るとも分からなかったのでだんまりしていました。
さすがに中国語で説明するのは出来ないですから。
こんな身近にも言葉が原因のコミュニケーション不可な出来ごとがあったのですね。
今はコロナ禍でインバウンドをほとんど見かけない。
ふだんの会話は日本語だけでオッケーです。
電車案内で日本語以外に英語や韓国語で案内あるのが逆にうざいと思ってしまうことあるくらいです。
局員さんもスマホ使って説明したら良いのにと、 Google 翻訳使って説明したらいいのにと。
Google 翻訳はかなり進化していますよね。
会話のキョッチボールが出来るかは試したことがないですが、「荷物が届かなかった場合は返ってこないよ」くらい英語でも中国語にでも翻訳してくれます。
一文、二文を相手に説明するくらいは対応出来たでしょうにね。
こちらの言いたいことを一方的に言っているだけ…
たぶん普段は外国の人が訪れない日本人の相手をしている郵便局なのでしょう。
もう少しよい対応、もっとコミュニケーションが取れたのではないかなと。
まぁこれは日本中に言えることですけれどね。
降り続く雨の中、ちょっと鬱陶しく思いながら私は郵便局を立ち去ったのでした。