やはりと言うか、とうとうと言うべきか…
鳥インフルエンザH5N8型が人に感染したニュースが発表されました。
その日の出来事としてニュースされていたのですが、これってかなり重要なポイントだと思います。
と言うのも、例えコロナウイルスがワクチン接種で収束しても感染症との戦いは終わらないことを物語っているからです。
以前から新型インフルエンザは危惧されていました。
鳥から人にそして人から人に感染拡大するのではないか、しかも強毒性のインフルエンザが。
今年も鳥インフルエンザは過去最多のペースで発生していました。
鳥インフルエンザはそのウイルスの持つ強毒性から恐れられて、鳥インフルエンザが検出された養鶏場や農場ではすべての鳥が殺処分されてます。
千葉県の例では、この冬に鳥インフルエンザによって450万羽の殺処分がされたそうです。
強毒性の鳥インフルエンザが人に感染する、感染症のラスボスが登場したのかもしれません。
未知の感染症によって社会が混乱するパンデミックを経験しています。
もし鳥インフルエンザが人から人に拡散される事態になったとしても、パンデミック時の対応はコロナ禍と一緒です。
社会混乱を経験出来ているのはある意味よかったのかもしれません。
問題は鳥インフルエンザの持つ強毒性です。
鳥インフルエンザH5N1型で言われていた感染による死亡率は60%。
強毒性の鳥インフルエンザが人から人に感染が拡大した場合の致死率ですが、世界銀行では5%から15%の致死率が想定されています。
通常のインフルエンザでは致死率が0.1%、コロナウイルスと比較しても比べものにならない致死率です。
コロナウイルスが収束に向かっても感染症との戦いは続くのではないか。
今回の情報はその第一歩。
そして、ひとからひとへの感染も今のところは発生していない、と言うことはまだ時間あると言うこと。
ただし、時間とともに変異した新型インフルエンザが、人から人に感染すると考えるべきでしょう。
鳥から人が発生した今となっては近い将来に起こり得ると出来事と捉えるべきと私は思います。
コロナウイルスでものそうですが、初めての感染症は前例がないだけに対処が分かりません。
予防はどこまで必要なのか、罹患した場合の対処方法は、重症化を避ける方法はあるのかなど、考えだしたらきりがないくらい。
でも情報がありません、何も分からないのが新しい病気なのです。
コロナ対策でしているのは罹患者を健常者から隔離して感染を広めなくする隔離対策です。
たぶん鳥インフルエンザH5N8型でも同じ対応でしょうか。
最後に頼りになるのは自分です。個人の持つ体力と免疫力に頼るしかないのかもしれません。
新型インフルエンザへの意識と心構えを持つ時期が近づいてきている…そんな気がするニュースでした。