「狭い日本そんなに急いでどこに行く。」
これは少年時代が昭和のひと達はみんなが知っているというくらい有名な標語でした。
急いではダメですよ、きちんと安全確認しないとダメですよ。
という気持ちが込められた標語だと思いますが、この標語のおかげで日本は狭い国ってイメージが刷り込まれたように思います。
世界地図をみても日本は小さい国ですね。
真ん中に描かれていますが小さな島国です。
でも意外なことに日本はそこまで小さな国ではありません。
意外と大きな国だったのです。
世界地図は球体をした地球をメルカルト図法を用いて平面にしています。
このために歪みが生じてしまい、世界地図では日本は小さな国描かれてしまうそうです。
面積で比較した場合、日本は世界で大きな国から数えて60番目くらいだそうです。
しかも本州は世界第7位の大きな島。
日本は外国に比べて小さな国、人口密度が高くて小さく狭い家に住んでいる。
そんなイメージでいました。
確かにアメリカ、ロシア、中国などと比較すれば小さな国ですが、ヨーロッパの国と比較しても小さくないですし、四季もある、海も山もある。
自然豊かな国です。
「意外に大きな日本」の情報を知った時、日本がちょっと誇らしく思えたのと、「日本いいなぁ」と思えたのが良かったです。
皆さんもそう思いませんか?
つぎにこの情報と一緒にお話したいのは、「北海道が大きい」という事です。
都道府県の中でも特別大きいのが北海道であることは知っていました。
けれどここまで大きいことは知りませんでした。
皆さんも”北海道の大きさ”で検索してみれば分かりますがびっくりするくらいです。
まさにトレビアですね。
北海道の大きさは日本国土の22%を占めるくらいで東京都の40倍の大きさとか言われています。
地図上で北海道を重ねると、北海道の両端は大阪⇔東京間を完全にクリアするくらいの大きさなのです。
「北海道へ旅行に行く」のはよく耳にしますが、よく聞くと札幌に行くとか、道東に行くとか、地方や都市で旅行先がまとまっています。
そりゃそうですよね。
北海道をぐるっと巡るとなると、大阪とか京都、神戸などを車で一回りするのと訳が違います。
大阪、京都、神戸の観光スポットを巡る旅行であれば、2泊3日くらいで可能な気もしますが、北海道の観光スポットの場合、札幌、小樽、富良野、旭川、釧路とか、2泊3日くらいの旅行であれば移動だけで終わりそうな距離です。
意外に知らないですよね。
日本の大きさ、そして北海道の大きさはファクトフルネスではないですけど、事実を知ることが大切と感じさせられました。
北海道の話をするとき、函館に旅行に行った人に「ついでに旭川動物園とか行ったら良かったのに」とか言ってしまうかもしれません。
函館と旭川は同じ北海道ですが、大阪と長野くらい距離が離れているのにです。
知らずに話をするのって怖いですね。
事実を知った今はとてもそんな事言えません。
距離を考えると「ぞっ」としますもの。