今まで憧れていた在宅勤務。
でも在宅勤務は良い面ばかりでありません。
悪い面もあります。
世間からは見えない面があることは経験するとよく分かります。
ネットとか新聞でよく言われていたのが、通信回線問題です。
急に在宅勤務に突入した社員が多かったので、会社へのアクセス回線が社外アクセスに耐えきれなかったとか。
これって経験しました。特にアクセスが集中する時間帯はすごかったです。
うちの会社では朝礼はビデオ会議で実施していました。
在宅勤務者が一斉にビデオ会議に接続したら回線がパンクするかも…そんなことは考慮済と思っていましたが、やはりダメでした。
ビデオ会議へのアクセス方法が変更になってからは安定しましたが、在宅勤務に突入した当初は、映像がすぐ止まる、もうハチャメチャでした。
会議途中で映像や音声がフリーズしたので再接続。
でも再接続のやり直しが出来た時にはすでにビデオ会議に誰もいなかった。
これって実際に体験すると寂しですよね。
そしてハンコ問題です。
日本の会社ではハンコは今でも重要で必要とされています。
オフィスでハンコを押さない日はないくらい、ハンコは重宝しています。
そして在宅勤務です。
経理的な仕事をしていない私でも在宅勤務中にハンコが必要になりました。
個人だけの捺印であればどうにでもなるのですが、きちんと所属から発信の文書となると私だけでなく、上長を含めた捺印が必要です。
ハンコ文化ですね。
在宅勤務中に「この書面どうしようか?」と悩みました。
オフィスであれば課長と部長印を頂いて、関係者へ発信していた書面です。
悩んだ答えは、「在宅勤務解除を待つ」でした。
タイムリミットのギリギリまで待ってみて、オフィスへ出社した時に捺印頂き発信で事なきを得ました。
在宅勤務の悪い面ですね。
コロナ問題でDXが一気に進むことを期待するしかないのかもですね。
ハンコが必要だから会社に出社する、なんてのはさすがにナンセンス、やりたくありません。
この2つが2大巨頭ですが、実は他にも困ったことがありました。
もしかしたらこれで困っているには私が旧式だからかもしれません。
職場によっては「そんなことないよ」っと言われるかもしれませんね。
私が在宅勤務で困ったこと、それは書面でした。
ハンコがいるとかいらないとかではなくて、うちのグループで発行した紙版書面をキングファイルでオフィスに保管しているのです。
そうです、今だに紙ベースで発信書面を保管しているのです。
以前に発行した書面を確認したいときがあるのですが、「あのキングファイルのどこそこに」とかはすぐに思いつきます。
でも在宅勤務ではこれが出来ないのです。
紙ファイル、キングファイルはさすがに社外へ持ち出し出来ません。
自宅に持ち帰った会社のパソコンから、会社サーバーにオンライン接続が出来ても、紙の発信文章までは閲覧が出来ません。
文章を作る時には「真似る」ことを繰り返した私です。
紙ファイルの問題は結構インパクトがある問題でした。
なんとかデジタル化が出来ないものかと、コロナ第2波が迫る前に何か方策を考えたいものです。