mac-3's blog

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交番に届けられた現金のゆくえ

数字っておもしろいですよね。

数字は正直で嘘をつきませんから、事実だけが見えてきます。

数字によっては物事の核心までもが見えてくる気がするのですからおもしろいものです。

 

今日の数字は見た瞬間におもわず口から「へぇ~」と声が漏れてしまいました。

それくらいにインパクトが強い数字をきょうの新聞で見つけてしまいました。

 

私が思わず唸ってしまった数字は下の数字です。

 

 

 

すごいですよね、この数字。

186億円もの現金が毎年交番に届けられているそうです。

しかも現金です、貴金属とか株券とかではなくて「お金」が届けられているのです。

 

年間では約186億円、細かくすると一日あたりでは5,100万円です。

さらに日本全体では広すぎるので47都道府県で割ってみました。

1府県あたりにすると、108万円になります。

毎日108万円が◯◯県警とか◯◯府警の交番に、落とし物や遺失物として届けられていることになります。

 

そのうち7割は落とした人に戻るようです。

この数字を見たら落とし物やどこかに置き忘れた場合でも、諦めたらダメですね。

諦めずに警察に届ければ手元に戻ってくる可能性が高いことが分かります。

 

この話を聞いて思ったのが、「ネコババする人おらへんの?」という素朴な疑問。

この数字からは届いた金額と本人に返った割合だけが提示されていて、警察に届けられなかった数字は見えていません。

だけれども正直に届けるひとが多い、ということは金額の大きさから判断が出来ます。

 

3割の金額を毎月平均にすると980万円。

これだけの大金が47都道府県で毎月拾得者のものになる計算になります。

落ちているお金は拾わないと損ですよね!?

警察に持っていけば3割の確率で自分のものになるかもしれないということです。

 

いかがだったでしょうか?

私は現金で交番に届けられる金額の多さに驚かされました。

さらに持ち主の手元に帰る割合の高さにもびっくりさせられました。

もう一つ言えば、自分のものになる3割の確率の高さにも驚いています。

 

この数字を見て思ったのは、日本人の実直さです。

”落とす”とか”忘れる”ということは、イコール”失くす”ということにつながらないということ。

 

現金を紛失しても大丈夫!

数字だけで言えば7割は持ち主に返っているのです。

たぶん他の国とかでは考えられない数字なのではないでしょうか?

この数字には日本人が感じられます。

日本の民族性がなしえた奇跡で誇れる数字。とてもすばらしい数字ですね。