「みどりの窓口なんかいらないじゃん」、私は定期券を購入しながらそんなことを考えた。
JR駅の切符売り場にあるみどり色をした券売機。
急いでいる時にきっぷを買おうと小銭を入れてから気づく。
近距離きっぷを買える券売機でないことに気づくという、あの”みどりの券売機”を今日はじめて利用しました。
今まで車通勤だった私が、車を卒業して今週から電車通勤に変わりました。
車通勤は必ず座れるのでとても楽。
職場が離れていたので通勤時間は掛かりましたが、慣れた道をドライブする時間は楽しいものでした。
でも今週からは電車通勤です。
すごい通勤ラッシュというメジャーな路線でもないので、朝に乗る電車は満員電車ということはないです。
でも座れることはありません。
乗車時間も15分くらい。だからいつも立って乗車しています。
通勤のお供はやっぱり音楽ですね。
電車通勤は音楽でも聴いていないと息が詰まりそうになりませんか?
ほんの15分くらいなのに、過呼吸を心配したり、軽い吐き気がしてきたり。
気分が滅入りそうになったりします。
これってもしかして私だけ!?
そんな気持ちを和らげるためにも音楽を聴きます。
好きな音楽でも聴いていないと負の気持ちになりそうなので、イヤホンで「YouTube Music」を聴きながら穏やかに通勤している…つもりです。
今日は会社から申請通りの通勤経路でオッケーと返事をもらったので、電車の定期券を購入しました。
定期券を購入するのは35年?36年?ぶりくらい、久しぶりです。
JRの定期券って券売機で購入するって知っていました?
私は知りませんでした。
定期券の購入には窓口に並んで購入するとばかり思っていました。
もっとも学生さんとかは券売機での定期券購入はダメみたいです。
通勤定期券であれば通学証明とか必要がないから券売機で販売が出来るのかもしれません。
初めてみどりの券売機を利用しましたが、これがとても便利。
そして簡単でした。
画面に表示されている”定期券”を押すだけで、あとは画面表示に従って操作するだけです。
途中、名前とか電話番号を聞かれたり、定期券の期間とか通勤の区間設定とかを一通りすれば後は支払いだけ。
支払いもクレジットカードで処理出来るのでキャッシュレスです。
定期券は金額が高額になりがちなので現金を持ち歩かなくてもすむのは良かったです。
操作途中で”定期券を”磁気カード”にするか、タッチ式の”ICOCA”にするか尋ねてきます。
ICOCAはチャージ式の交通系電子マネーですよね。カード発行に500円のデポジットが必要です。
わたしは大阪メトロのPiTaPa派を持っています。
電車やバスはすべてPiTaPaカードで乗車しています。
「ICOCA」はいらないと思っても、磁気カード式の定期券は勘弁してほしかった。
改札を通るたびに財布から磁気カードを取り出して通すのは、さすがに勘弁してもらいました。
タッチ式の便利さになれた私に、毎日磁気カードを使わせるのは拷問といえるかもしれません。
小さなストレスが堆積しないようにタッチ式にしました。
小さな駅にも設置されている「みどりの券売機」ですが、今までは使うことのない券売機という認識でした。
実際に窓口1つ分を専有して邪魔ものとしか感じていませんでした。
でも自分が利用してみれば考え変わります、とても便利でした。
小さな駅であれば利用中に後ろに並ばれるわけでもなく、ゆっくりマイペースで定期券を購入出来ます。
ワクワクしながら定期券を買えた、これが今日のちょっとしたしあわせだったかもしれません。