mac-3's blog

好きなことを楽しむブログ。

異動はやはり大変です。50代半ばで異動したお話。

新たな職場に勤務して3日間。

新たな環境に身を置くことは、いままで当たり前のことが当たり前でなくなるということ。

転勤とか転職とかで、あたらしい職場に勤務することの難しさが今実感としてひしひしと伝わってきている。

 

50代の半ばにして初めて経験している工場が変わる異動。

ひとりで違う工場に着任するということが、どれほど心細いものか。

経験して初めて分かることである。

 

まるで迷子の子供のよう。

右も左も分からないまま歩いている。

廊下を歩いていても東向いている?南に向かっている?

分からないまま歩いている。

 

右も左も分からないから同じコースを辿っている。

帰社する時には出社時に通ったコースを巻き戻して帰る。

それが一番安全なのだ。

 

始業時間、昼休み時間、そして終業時間、どれも周りの人たちを真似しているだけだ。

トイレは分からない。フロアに一箇所にしかないと思っていたのが二箇所あるとか。

帰りはエレベータを使わずに階段を降りたほうが早いとか。

少しずつ周りを見てそして経験して分かってきた。

 

50代のおっさんは近寄りがたい厄介者かもしれない。

新人であれば、コーチしてくれるトレーナーや教育担当の先輩が教えてくれるだろう。

だけど50代には先輩は付かないし先輩はいない。

 

もっとも新しい職場で仕事も新しく担当してたなら、違っていたのかもしれない。

仕事を憶えてもらうまで、ノウハウを伝授するためにトレーナーが必ず必要だからである。

 

ただし物覚えが悪いとトレーナーはやさしくない、怒るだろう。

なんども同じことを言わされる、トレーナーにとっては苦痛でしかないだろう。

 

わたしは同じ会社で異動しただけ。

会社システムを知っているのでずいぶんと助かっている。

 

もし転勤ではなくて転職だったら、「50代のおっさんが転職したら」と考えてみたらとても怖い思いがした。

 

転職でひとりだけあたらしい会社へ出社する。

職場ではあたらしい机と椅子が与えられ、まず朝礼で自己紹介をする。

そして所属したグループリーダーとか課長から仕事が与えられる。

 

しかしである、仕事以外にも色々準備が必要、これが結構大変だ。

 

例えば通勤手当

もらうために定期券の請求するが、会社システムが分かっていないと申請することすらままならない。

 

定期の有効日はいつからにするか?

有効日までの交通費はどうするの?申請方法は?

上長は何と何を登録必要なのか?

etc

 

会社システムを知らないと分からないからと聞いて回るしか知る方法がない。

もっともその前にパソコンを動かすことが大変かも…。

 

パソコンを会社のイントラネットに接続するために、IPアドレスが自動か固定かなどまで気になることがある。

プリンタ接続も注意が必要だ。

 

今は新たな環境でいろいろと勉強している。

朝の準備や通勤から、通常の業務も環境が変わればまったく別業務に変身しているようにも思えてしまう。

でも転職したことを考えれば1/10くらいの気楽さで仕事をしているだろうか。

 

いずれは慣れる。

でもそれまでは新鮮な気持ちを持って、今を感じる気持を大切にして楽しみたい。