何年立っても色褪せない映画に出会えるってステキなことですよね。
強い印象を持った映画はいつまでも心に残って、色褪せるどころか自分の都合がいいように色付けしていることさえあります。
わたしにも心に残る映画がたくさんあります。
「幸福の黄色いハンカチ」とか「野性の証明」とか、古い映画から最近映画まで、いろいろと心に残っています。
心に残っている映画に入っている映画が1/17からリバイバル上映されました。
今日は10年ぶりに4DX化されてスクリーン公開された映画『サマーウォーズ 4DX』を観てきました。
映画を大きなスクリーンでみる、それはファンにとって最高で至福のひとときでした。
『サマーウォーズ』は2009年に公開された細田守監督のアニメ映画です。
以前にブログで紹介しましたが、わたしがテレビ放映を観て感動しすぎた映画です。
時間がたっても熱が冷めずに映画のDVDまで買い込んだアニメ映画です。
「サマーウォーズ」はテレビで何度も放映されています。何度もテレビ放映するのは人気があるから、今でも根強いファンを持っています。
近くのイオンシネマで公開が始まりましたが公開は1月末までと短めです。
しかも日に2回しか上映されません。
作ったけれど上映館サイドからは期待されていないのでしょうか?
でもたくさんのファンが集まっていました。
シネスクリーンなので写真は撮りませんでしたがかなりの人数、ざっくり6~7割くらいの混み具合でしょうか。
今回の『サマーウォーズ』は4DXで公開ですが4DXに期待はしていません。
わたしの期待は大きなスクリーンで観ることです。
映画が公開された当時は「サマーウォーズ」の魅力に気付いてなくて、映画館で観ていません。
テレビで魅力を知って、DVDを購入しても叶えられない願い、それは大きなスクリーンで観たいという欲望です。
叶わない夢だと思っていました。
でもその夢が、10年前の夢が、今回の上映で夢でなくなるのです。
だから4DXではなくても良いのです。
4DXの”揺れ”や”風”、”光”などの演出はなくてもよいものでした。
楽しみにしていた映画、期待していた私が最初に思ったことは、10年前の映画であること。
最近のアニメ映画はデジタル処理がされているからいろんな線がはっきりしています。
でも「サマーウォーズ4DX」は、いろんな線がにじんでぼやけていたのです。
映画館の大きなスクリーンで観るちょっとぼやけた線が目立ってしまう。
アナログな映画だと感じました。
でも映画の内容は間違いなく「サマーウォーズ」、記憶している内容そのものです。
すぐに映画を夢中で観ていました。
そして知らない間に涙が…。
これだけ涙がこぼれ落ちた映画はないかもしれません。
わたしが涙もろくなっていることは否定しませんが、でも周りの人も泣いていました。
となりに座っていた女の子は絶対泣いていました。
声は聞こえませんでしたけど目の辺りに指当てていたのが横から感じられました。
こういうのって良いですね。
泣くかもしれないことが分かっている映画であれば涙が出ても自然です。
周りも泣く事が前提なので涙が出ても恥ずかしくありません。
それも暗い映画館であればですね。
もし家のテレビで観ていたら涙は出せないだろうし、その前にわたしはテレビで観ないと思います。
映画『サマーウォーズ4DX』は涙があふれて止まらない…とっても気持ち良い映画でした。