『近くて遠い』ということばがありますが、それは自宅に一番近いお店を指したことばだと私は思っています。
皆さんの近所にある飲食店は自宅からどれくらい離れているでしょうか?
我が家のすぐそばにはお酒の飲める飲食店があります。
近くにお店があると食事に困った時にいつでも食べに行けるから羨ましく思われることもありますが、自宅に近ければ近いお店ほどみんな行かないみたいです。
実はわたしもそうなのです。
我が家の近所にあるお店。
お店から帰るお客さんが家の前を通るとき、「全部うまかったな!」と言う楽しそうな声が聴こえてくることがあります。
それは一度や二度のことではありません。
ご近所のお店はオープンしてからすでに20年近く続けて営業しているので、評判通りのおいしいお店に間違いないと思います。
でもね、自宅に近い飲食店ほど通いにくいお店はないのですよ!
お店のマスターとは顔を見ればあいさつしますし気楽にお話もさせて頂いています。
夜に散歩にいく時に、お店の前を必ず通るので混んでいる曜日とか、空いている時間帯とかは、それとはなしに把握が出来ています。
でもお店が近すぎるんですね…。
以前にラジオで聴いたリスナー情報では、わたしと同じ意見がちらほらありました。
近いお店ほどなぜ入りにくいのでしょうか?
我が家のごく近所のお店を頭に思い描いて、なぜ入りにくいのかを考えてみました。
1,トラブった時、お店ともめた時に対処がしづらい
飲食店を訪れる客の中には車で来店するお客もいます。
その中には我が家の自宅前に駐車されるケースも過去にはありました。
それに自宅前の道路で騒ぐ客がいたこともありました。
こんなケースの時、マスターとの距離がほどほどでないとお店に苦情が言いにくいですよね。
2,マスターさんとはご近所さん。
今はご近所どうしという関係ですが、マスターと客という間になれば今の関係が
崩れてしまうような気がします。
お店にはまったく通っていないからマスターとは自然に話しが出来ているのでな
いか。
今の関係を壊したくない、そんなことを考えます。
実は過去に一度だけ、ご近所のお店から自宅の郵便受けにお店のメニューが投函されていたことがあります。
このお店のメニューは独特です。墨と筆で書かれているのです。
純和風ですよね。
聞くところによると、仕入れた食材によって毎日メニューが変わるそうです。
今では頂いたメニューがどこに行ったのか分かりません。
ですが、当時は頂いた手書きメニューを見ているだけでマスターの心に秘められた食材へのこだわり。それが分かるメニューでした。
でもやっぱり近所のお店だからこそ入りづらいですね。笑