今話題!?の「ゼロヒャク教科書」を読みました。
著者の落合陽一さんの発する言葉が何かとネットで飛び交っていますよね。
ネットでやたらと評判がよい人物だと思います。
私は今までに落合陽一さんの著書を読んだことがありません。
でも彼が呼んでいる「ワークアズライフ」の言葉には考えさせられました。
考えて確かにそうあるべきだと共感したものです。
今まで日本の社会で叫ばれていたのはワークライフバランス。
それは「仕事と生活のバランスを整えて、生き生きと暮らしましょう。」そんな考えでした。
けれど、落合陽一さんが今の世の中で必要なことは「ワークライフバランス」ではなくて、「ワークアズライフ」だと呼んでいます。
ワークライフバランスとは、「寝ること以外は全て仕事」という考えかた。
本を読むことも、ネットサーフィンで情報を仕入れることも、そしてブログを書くこともワークという考えです。
確かに働き方は多様化してきました。
日本ではフリーランスで働くひとも300万人います。
ネットを駆使してお金を稼がれているひともたくさんいます。
特にこれからはAIが人の代わりに仕事をする時代に突入します。
5年とか10年単位で見ていくと今の自分の仕事がそのまま継続できるのか?
そのことすら確実ではありません。
そう考えると自分な得意なこと、好きなことや今やっていることは将来の仕事の種になるんじゃないかと私は考えだしました。
本や小説を読む、ブログを書く、すべてが将来の仕事の種まきだと考えられるようになったのです。
私のも少なからずの影響を与えている落合陽一さん。
その彼の著書で初めて手にしたのが今回読んだ「ゼロヒャク教科書」です。
この本は3つの章で構成されています。
1章は「なぜ学ばなければならないか」
2章は「落合陽一はどんな教育を選んできたか」
3章は「身につけておく4つの要素」
です。
読んで思った私の正直な感想は…
この本は「1章だけあればいいのでないか」ということ。
この本のポイントは”今の時代は学び続けないといけない”ということだと思います。
第1章を読めば、落合陽一さんが今まで云っていることや、なぜ学び続ける必要があるのかの理由が読み取れるように書かれています。
でも2章と3章は”今の時代は学び続けないといけない”というポイントから離れています。
書かれているのは落合さんの成り立ち、そして4つの学ぶべき要素です。
特に3章の”4つの要素”は、この本を手にする大衆目線から乖離していると感じました。
そこに書かれているのは学び続けないといけない理由ではなくて、何を学んでいくべきか。
この章からは私に何も響いてきませんでした。
私のようにネットで落合陽一さんを知り、そして著書を読んでみようか考えているかた。
そんな人たちには手にとってよい本だと思います。
1章は間違いなくこれからの時代に必要なことが書かれていますし、文字量もさほど多くなくサクサクと読み進められます。
落合陽一さんの考えを知るには手軽な良い本だと言えるでしょう。