もしかして大阪での今年最大イベントだったかもしれないG20サミットが終わりました。
G20の期間は阪神高速の通行規制や一般道でも通行止めがされました。
管轄である大阪府警では、G20の期間は交通量を半減にする目標を掲げてさまざまな企業や機関に車での通行を自粛するよう要請がされたようです。
一例では宅配便での集荷が午前中で終了したり、営業活動の社用車利用をやめて電車などの公共機関で営業させたりと、いろんなところで影響が出たようです。
私も毎日通勤で車を利用しています。
ただ私の場合は朝に大阪から離れて他府県に移動しています。
そして夜間になって大阪に帰ってくるという行動なので、私の車移動はサミットに影響しないだろうと読んで、サミット期間も車で移動していました。
では実際にサミット期間は、どれくらい私の通勤に影響があったでしょうか?
その影響は、通勤に関してはほぼ何も影響がありません。
と言うか、逆にいつもより短い時間で通勤をすることが出来たのです。
サミット期間はまるで経済活動がストップしたように、大阪では車が走っていなかったのです。
それは週末の比ではないくらいです。
朝は大型車はもちろん、業務用車両もほぼほぼ走行していません。
まったく業務用が走っていないわけではないですが、通勤時間帯で目にする車は自家用車ばかりです。
「ちょっと交通量を絞りすぎちゃうの!?」
あんなに活気が溢れている大阪なのに、その日はいつもと違う、不気味といえるような雰囲気を感じて、私は大阪が醸すよそ行きの顔を見た気がしました。
「政府やこの国は何を考えているのだろうか?」
ここまで大阪の経済活動を止めて、経済にどれだけのマイナスとなっているかを試算して検証したのだろうか?
サミットでは大阪府内のサービス業に246億円の経済効果があると試算が出ていたが、マイナス効果は試算されていたのだろうか。
もしかすると他のシンクタンクでは交通規制とかのマイナス効果を含めて試算がされたかもしれないが、マイナスがあまりにも大きい。
朝に大阪市を車で走行して、ドライバーに人と車が少ない、不気味な街を感じさせたな規制がほんとにサミットでは必要だったのでしょうか?
協力要請を受けた企業や会社も、規制初日の交通状況をみて、二日目から車利用を増やすとか、臨機応変に交通量に見合った利用が出来なかったのだろうか?
一度決めたら変えられない。
決めたら変えないし変えてはいけないこともある。
そしてそれは大切なことだと思う。
でも今回のサミットは、決まった期間、愚策を愚直に守ることがどれほど大事だったのだろうか?
私にはそんな気がしてならない。