金沢は思っていた以上に大きな街でした。
観光で金沢を訪れた人が必ず寄ると言われた兼六園ですが最近はどうも違うそうです。
私が以前に金沢を訪れたのはもう20~30年も前のこと。
前回に会社の慰安旅行で訪れた時には最後に兼六園を見物して昼食取ってからバスで帰宅したことを憶えています。
でも今の金沢での人気スポットは兼六園と違うそうです。
今の一番人気は『ひがし茶屋街』に変わっていました。
新幹線が開通して観光客が増えたからというよりかは、ネットやSNSの影響だと思います。
今は写真にどう映るか、インスタばえする場所や物があるところが人気になりますね。
兼六園は日本三名園といわれるくらいきれいに手入れされた庭園です。
きれいに整理された庭園は心も落ち着く場所であるとは思います。
でも情報が乱立している今の世の中では、それだけではトップを取れなくなったということでしょうか。
ひがし茶屋街は料亭が立ち並ぶお茶屋さん街です。
夜になると芸姑さんたちと粋な遊びをする場所ですが、昼間に歩いても趣のある歴史を感じさせる雰囲気を持った通りでした。
茶屋街自体も場所として魅力ですが、通りに面した各お店には土産やアイスや休憩処を営んでいて、魅力的な食べ物やみやげを提供しています。
例えば箔一の「金箔ソフトクリーム」。
お値段はなんと891円(はくいち)!!
さすがに高価すぎて食べませんでしたが、食べていたひとを横で眺めていると、みんながキンキラしたソフトクリームを写真に収めていました。
インスタとかLINEとかネットにアップするんでしょうね。
今や金沢一番の観光スポットになったひがし茶屋街、歴史ある町並みにプラスして金沢が持つ金箔など商品の魅力で一番になったと言えます。
訪れるひとは老若も男女も関係なく金沢にきた人が集まっている感じでした。
もちろん外国人観光客もいます。
ですが関西に比べたらまだまだ少ないのでこれから伸びるのはやはり外国人でしょうか。
しずかで活気のある街、金沢は徒歩で歩き回るにはちょっと大きすぎる街でした。
金沢駅から近江町市場を経由してひがし茶屋街へぶらぶら散策。
そして主計町茶屋街を歩き、金沢城公園を通り香林坊を経由して駅に戻ってくる。
丸半日かけて歩くと足が痛くなりました。
街を知るには歩くのが一番です。でも金沢はちょっと歩くのには大きな街すぎます。
金沢の観光スポットを巡るだけであればバスやタクシーを利用するほうがよいですね。