私は面の皮が厚くなったのだろうか?
先日、東京に行った時のこと。
夜行バスでバスタ新宿に到着した私は新宿駅の南口改札近くで、日課である『西野流呼吸法』を行ったのである。
そこは大勢の人が通り過ぎるところ。
そんなところでひとり何かをする、以前の私であればそんなことは恥ずかしくてとても出来なかったと思う。
でも今は普通に出来るのである。
歳を重ねて度胸がついたのかそれとも面の皮が厚くなったのか。
やっぱり厚かましくなったのだろうか。
『西野流呼吸法』は今や私にとってライフワークと言える大切な運動である。
平日には朝20分、夜に30分。
そして休日には朝晩に30分の西野流呼吸法を行っている。
これが私の日課になっている。
その効果はというと、私にとっては絶大である。
遊びに行った先でも日課として西野流呼吸法を欠かさず行うくらいに、今では大切に思っている。
毎朝/毎晩に行うといっても、とうぜん出来ない日もある。
普通に働いている日でも飲み会があった日には、夜に行う西野流呼吸法が出来ないことがある。
でもそんな日でも、少し早めに現地について飲み屋近くの公園で西野流呼吸法をしたり、時間短縮して行ったりはしている。
大阪から夜行バスで東京に行った時、早朝7時台の新宿駅周辺で西野流呼吸法をする場所がなかなか無い。
以前、早朝に夜行バスで池袋に着いたときには、人通りが少ないサンシャインの通路で西野流呼吸法を行うことが出来た。
サンシャインの通路は幅が広く、しかも早朝であればテナントがまだオープンしていないので通行人が少ない。
私ひとりが深呼吸みたいなことを繰り返していても誰も見向きもしない、そんな良さがあった。
だがバスタ新宿は違う。
夜行バスがひっきり無しに到着するので早朝でも人が多い、通路端でも借りてということが出来ない。
それは到着階でも出発階でも同じことである。
今夜行バスは価格の安さから利用者が増えている。
新宿ではバスタ新宿が出来てから路上でバスを待ってことがなくなった。
以前よりかは待ちやすくなり利便性はアップしているが、それでもバスタ新宿は利用者増にとても対応している施設とはいえない。
洗面所の数、休憩椅子の数、そしてみやげ物屋に飲食関係と、どれをとっても満足度が低い。
そんなバスタ新宿ではスペースがないので西野流呼吸法は行えない。
でも一歩施設を出て新宿駅南口前をうろうろすると…。
新宿駅をご存知あれば分かるのだが、南口はホームから離れた改札口。
メイン改札ではないために利用者が少ない。
しかも改札前に広く明けひろげた空間を取れているために、ぼっちの旅行者が朝から運動してもひとの通行や移動の邪魔にならないくらいスペースがある。
でも利用者が少ない改札といえど新宿である。それなりの利用者はいている。
そんなところで西野流呼吸法をやっていれば好奇な目で見てくる人もいる。
中には蔑んだ目で見るひとまでいた。
以前は大勢の人前で恥ずかしかったこと、人前で出来なかったことでも最近出来る。
そこまで気にならなくなったのである。
やっぱり面の皮が厚くなってしまったのだろうか…。
でも出来ないことが出来るのは良いこと、ポジティブに取らえることにしよう。