”働き方改革”ということばは今年の流行語かと言えるほど耳にしますよね。
そして働き方改革と合わせて労働組合から聞こえてくることばが”ワークライフバランス”です。
”ワークライフバランス”は仕事と生活の調和を図ることで相乗効果を生み出して会社と従業員がWin-Winの関係を築く考えかたです。
でもどうなんでしょうか?
働き方が多様となった今のこれからの社会では、”ワークライフバランス”だけではマッチしないようにも思えてきています。
そんな思いを持ち出した私に聞こえてきたのが落合陽一さんが提唱している”ワークアズライフ(Work as life)”ということばです。
ワークアズライフってどういう意味かというと、働くことが生活であるように自分の人生や生活の一部として働くことを意味します。
ワークライフバランスが働くことと休むこと、そして仕事と生活の調和を取ることが考えかたの中心でしたが、ワークアズライフは寝ている時間以外のすべてが仕事であり、そして趣味であるという考えかたです。
休みの有無や有休が取れるとか取れないではなくて、ストレスフリーで働き続けることこそが重要という考えです。
人によっては”ワークアズライフ”を趣味を仕事にすることと捉えられていますが、私の捉え方や考えはちょっと違います。
私は仕事も生活の一部であるのと同時に生活も仕事の一部である。
寝ること以外の日常生活そのものが仕事の肥やしであるという考えで捉えています。
寝る以外のすべての生活行為、食べること、入浴すること、読書すること、映画を観ること…etc。
これらすべてが何かしら仕事につながることだと考えるようになりました。
では実際には仕事につながっているのでしょうか?
結論はどんな影響もありません。具体的なものや形ではなにもつながりがありません。
何も影響ないように見えていると思いますが、本人の心の中では違います。
観るもの聞くもの読むもの、経験が仕事につながると考えられるだけで、単なる遊びであったことも仕事につながると考えられるだけで気持ちの上で楽であり、状況をとても楽しめるようになりました。
今の社会は、ただ満員電車に乗って会社へ行って、定時になったら帰社するだけの単なるサラリーマンである働き方でなくなってきました。
働きかたが多様になってきている今だからこそ、生活と仕事の関係を見つめる時かもしれません。