先に好きになったほうが「勝ち」ですよね。
人間だから自分に合わない人とか嫌な人は必ずいる。
嫌とや合わないと思う以前に、初対面やまだ出会って間がない場合で、お互いが距離を測っていてすぐにうまくいかない時もある。
こんな時、私は異性でも同性でも自分も持つ垣根を低くしてぶつかれば、お互いの距離が短くなるのでないかと思っている。
相手だって最初は『相手が好きになってくれたならば、こっちも好きになってやらないわけではない』という態度でいるのかもしれない。
自分からは相手の気持ちや立ち位置が分からないからこそ、大切なのは「こっちから先に好きになる」ことではないだろうか。
相手と少し距離を感じるからこと、相手を好きになって距離を詰めることが大切である。
過去の私はダメだった。
偉そうに書いているが過去はぜんぜん出来ていなかった。
もう10年くらい前になるだろうか、当時の私は上司とうまくいっていなかった。
当時の上司は私の行動が気に入らなかったのか、事あるごとに私を否定してきた。
私だけではなかったのかもしれないが、そんなことが続くと気持ちがだんだんと落ち込んで萎縮してしまったのだと思う。
気がつけば大切な仕事を後回しにして簡単な仕事から順に手をつけていた。
それを上司にまた見咎められる。
そんなサイクルを繰り返していると、気づけば『上司の嫌われ者』のレッテルが貼られていた。
私のほうも極力上司を避けるようになり、業務は中間管理職を必ず経由してもらっていた。
この時、もし「自分から好きになる」ことが出来ていたら、見える景色が変わっていたかもしれない。
当時、私は「自分が理解されない」とひとりで思い込んでいたのかもしれない。
まわりを見回すとか、まわりの協力をもらうとか、そんなことがぜんぜん出来ていなかったと思う。
今、当時の上司は既に退職されているが、今になって言葉を送れるのなら「自己中な担当ですみませんでした!!」を送りたい。
過去の自己反省もあって、「自分から好きになる」が特別大切なことのように思う。
この言葉が私の背中を押してくれる。
相手が分からないのに「好きになる」ことは、ハードルが高いかもしれない。
戸惑うことがあるかもしれないが、まずは出来ることを積極的にするべきである。
まず相手を好きになる。
次は相手に自分を好きになってもらう。
これは付き合う前の男女と同じ、自分を積極的に相手にアピールして自分を知ってもらうことから始めないといけない。
その段階では、相手はマイナススタートかもしれない。
こちらのアピールはすべてウザがられているだけかもしれない。
だけど好きになって欲しければ、誠心誠意のまごころを笑顔と一緒に相手にぶつけるしかない。
攻略する困難はあると思う。
でもこの苦しみは何も出来ず、理解し合えない悲しみに比べたら100倍自分を助けてくれると私は思う。