スタジオジブリの長編アニメ映画「風の谷のナウシカ」、皆さんも大好きな作品ではないでしょうか。
「風の谷のナウシカ」は1984年に公開された劇場版アニメで、その後もテレビで何回も放送されている作品です。
劇場公開からすでに34年も経過している作品だがいまだに人気が衰えず、先日の日本テレビ「金曜ロードSHOW!」では平均視聴率10.4%を獲得したそうだ。
すでに18回目のテレビ放映でも衰えていない人気ぶりである。
34年前を振り返ると私はすでに働いていた。
今もだが、当時は本が大好きだった。
でも20代前半だったのでまだ私は若かったのだろう。
当時は休日に一日中、家にこもって本を読んでいると、何か一日を損したような気持ちになっていた。
なので休日には一日一回、家から出かけていたものだ。
本屋に行くとか、友人とお酒を飲みにいく、ひとりで映画もよく観にいったものだ。
「風の谷のナウシカ」はそんな当時に観た映画である。
中学生の時に『未来少年コナン』を観て、高校の文化祭で『ルパン三世カリオストロの城』を観て、それからというもの宮崎駿さんのアニメ作品に惹かれていた。
「風の谷のナウシカ」は映画自体も記憶に残っているが、もっと記憶に残っているのが映画ソングである。
安田成美さんが歌う「風の谷のナウシカ」だ。
当時の映画館では映画上映前に音楽が流れていた。
「風の谷のナウシカ」の場合、あの安田成美が歌う『風の谷のナウシカ』がスピーカーから流れていた。
「風の谷のナウシカ」の歌を映画の中だけではなく、上映前から繰り返し繰り返しずっと映画館で聴いていたら、あのフレーズが頭から離れなくなってしまったのである。
そう、「かぜのたにの~ナウ~シカ~」のフレーズである。
その後ナウシカと聞くたびに、勝手に頭のなかで「かぜのたにの~ナウ~シカ~」の音楽が鳴り始める。
私の頭にすり込みされたのである。(笑)
大抵どの映画でも主題歌はある。
映画のエンディングやエンドロールで流れる程度でそれほど記憶に残らない歌が多い。
どれだけ映画にマッチした主題歌でも「あぁいいなこの曲」と思うだけで終ってしまうことが多い。
逆に最近で音楽が記憶に残った映画を頭の中から探してみたら…、最近とは言えないかもしれないが『君の名は。』だろう。
RADWIMPSが歌う主題歌、挿入歌、どれも映画にマッチして映画とともに音楽が頭に残った。
主題歌は映画にとって大切なファクターだと思う。
「風の谷のナウシカ」のように、忘れられない主題歌にもっともっと出会いたいと私は思う。