大阪梅田は大きなターミナルである。
JRをはじめ、阪神電車、阪急電鉄、そして大阪メトロと4本の電車が走る大阪最大の繁華街、それが梅田です。
皆さんは梅田で電車を乗り換えられたことはあるでしょうか。
私は神戸まで電車で行く時に梅田で乗り換えます。JRから阪急へ、またはJRから阪神電車へ乗り換えます。
この梅田での乗換えが結構たいへんなんです。
何が大変かと云うとちょっと距離が離れている。人の多い梅田ではこのちょっとが大変なんです。
理想のターミナル駅は駅の改札を出ればすぐに乗り換え電車の改札があるです。
これがターミナル駅の理想ですよね。
でも梅田駅では改札を出てから5分くらい歩かないとと乗り換える電車の改札にたどり着けません。
梅田は人が多く歩きにくい。特に急いでいるひとは相当気をつけて歩かないと他人にぶつかります。
なぜ梅田では駅間がこんなに離れているのでしょうか?
一説によりますと日本人が好きな『もったいない』の気持ちが働いたことが原因なのだそうです。
JR、阪急そして阪神電車はそれぞれ同じ方向に電車を走らせています。ということはライバル関係でもあります。
梅田に駅を建設するときにターミナル駅だといって他電車と改札を隣接させると、お客を取られると思ったのでしょうね。
『お客を人に渡したらもったいない』そんな気持ちが働いたみたいで駅間が離れて作られたそうです。
客の囲い込みをするためにわざと駅同士を離らせることしたらしい。
これはいい迷惑ですよね。
毎日梅田で乗り換えしている人からしたら、こんな自己中な考えの為に乗り換え時間が掛かることに憤怒しますよね。
梅田での『お客を人に渡したらもったいない』とか『もったいない』という考えは我々日本人に染み付いた考えだと思います。
他の国ではどうなんでしょうか。
これもネットで調べた情報ですが、どうも欧米ではターミナル駅のつながりは便利にで出来ているようです。
『つながることが当たり前、つながることにメリットがある』つながることを当然とされているようです。
他に少しくらい乗客を取られるかもしれないが、他とつながることでより便利になりもっと価値が出てくる。客が利用してくれる。
そういう考えなんでしょうね。
今の時代は仲間作りが大切だと言われています。
最近流行りのIoTでは単独で事業を進めても普及度がしれているため、いずれ事業は細っていきます。
まずはデータを集める、たくさんのデータを集めてビッグデータにする。
そしてゴミとも思えるそのビックデータの中から必要情報をピックアップして必要な人たちにフィードバックする。IoTではこれが基本だと思います。
必要情報のピックアップは人力ではダメです。サーバーでAIに抽出させないと偏ったデータになるでしょう。
1社だけで小さなエリアを守って集めたデータでは最適解が得られません。 ビックデータを集めるには仲間が必要です。多くの仲間とつながることが出来た会社だけ、IoTでは生き残れると言われています。
私もそう思います。梅田のように自己中なターミナルにならないよう注視が必要なんでしょうね。