私のからだは動脈硬化が進んでいるということで医者に通っている。
今でも定期的に月に1度くらい通院している。
毎月通っていると症状にそれほど変化があるわけではないので、毎月医者から同じ薬を28日分を処方してもらっているだけである。
そんな掛かりつけの町医者に通っている私だが、通う日や曜日を間違うと2時間近く待つこともザラである。
冬は風邪やインフルエンザで患者が多いのは分かるが9月なり始めのこの時期でも待つことがある。
先日の通院がそうであった。
月初めであり、週明け月曜日であり、そして朝一番9時であった。
これらが重なった時に通院したのがダメだったのか、待合室はすでに満員。
下駄箱には履き替えるスリッパが一足も残されていない状態であった。
待ち患者が多いのは玄関から覗いたときから分かっていた。
でもこの日を逃すとまた別の日に通院する都合をつけないといけなくなる。
その上週末に向けてお天気が下り坂で雨に向かっていくのが分かっていたので私は待つことを選んだ。
すべてを理解して選んだ”待ち”であるが、やっぱり待つのは長かった。
平日の午前に医者に行くもんじゃない!もう二度と月曜日に行くか!!
そんな風に思ってしまうくらいに1時間半以上の待ちは長かった。
長い待ち時間の間に考えたのがこれからはもっと高齢者が増えるということ。
高齢者は一人ひとりに掛かる時間が若い人より長くなる。
高齢者は納得するまで話をするし何度も何度も同じ話したりする。
その上診察だけではなく、検尿や会計などのアクションすべてに時間が掛かる。
町医者では一人あたりの対応時間が長く掛かることになる。
ということは生産効率が悪くなるのである。
私のように今は医者に来る日を間違ったと思っている人たちばかりかもしれないが、近い将来はいつも慢性的に町医者は高齢者で混雑している…。
そんな近い将来の姿が見えてくるように思われた。
そんな混雑を緩和するのに考えたのが歯医者と同じ予約制の導入である。
予約制内科があれば利用者もいるのではなかろうかと思う。
病気は突然襲いかかってくるため、内科は予約が成立する診療科目ではないと思うが、私のように元気だか通院が必要な輩もいてるだろう。
私のように病気の変化が乏しく、現状維持出来ている人たちには、診察時間が5分以内で決まった薬を処方してもらうだけの人たちに対しては予約制は受け入れられるのではないだろうか。
急患でない限りは内科の予約も有りだと私は考える。
もしくは診察なしで薬だけ処方でも良いと思うが、たぶんこれは医者側が診察しないで薬を処方出来るか!と嫌がるような気がする。
内科の予約制、これは医者の業務改革である。
病院の悪い例でよく耳にする『待ち時間2時間で診察5分』という状態に陥らせないためにも、予約制内科を世間に浸透させるべきではないだろうか。