人間は生きているのではなく生かされているんだなぁ。
「危ない、ぶつかる!!」
トラックが近づいてきた瞬間はもう駄目だめかもと思いました。
先日事故に合いました。
私が片側2車線道路の走行車線を走行中に追い越し車線を走ってきた10tトラックが突然車線変更してきたのです。
私からしたら突然の出来事でした。
まさかいつも走っている通勤道路で?何もない直線道路で事故。
今でも信じられないですがそんな状況で事故は起こったんです。
「危ない!!」と叫んでもダメ。
その瞬間、トラックが方向指示機を出したと思ったらこっちに近づいてきました。
まるで私の車が横を走っていないかのように幅寄せしてきたのです。
それは瞬間の出来事だったので対処を考えている時間はありませんでした。
出来るのは少しでも事故を回避出来ることを願って実行することです。
今になって思えばこの時に出来る回避方法は次の3つがありました。
1,ブレーキを踏む
2,アクセルを踏む
3,クラクションを鳴らす
この時に私が選んだのは「2,アクセルを踏む」です。
今考えても、どれを選択したところで衝突していたと思える状況です。
そんな状況ではブレーキもクラクションも頭に浮かびませんでした。
その時の最善を選択出来たと私は信じています。
トラックから見たらぶつかる瞬間まで私の車に気付いていなかったのでしょう。
私が「もうダメかも」と思いながら必死に抗いアクセルを踏んでも焼け石に水でした。
トラックにぶつかった後は車を操作することが出来なくなりました。
アクセル踏んでいるのに前に進まない状態です。
トラックに押される力が強くてハンドルもブレーキもアクセルもコントロールが出来なくなったのです。
トラックに押されて車がスピン、トラック前面に側面を付ける形になってやっと止まりました。
相手がトラックでは乗用車は何も出来ないですね。
まさに命の危機を感じた瞬間でした。
もしトラックがぶつかったことに気付くのが遅れていたら、もしトラックがブレーキを踏むのが遅れていたら、私の命はどうなっていたか分かりません。
トラックに対して乗用車はそれくらいに無力です。
今回の事故は自動車に守られたと思っています。
私の車が”レガシィ”でなかったらどうなっていただろうか?
軽自動車だったらどうだったろうかとか考えると強い車に乗っていたから怪我なく生還出来たと思います。
事故中のアクションもアクセルではなくてブレーキとかクラクションを選択していたらどうなっていたかも分かりません。
どのアクションが良かったかを検証することは出来ません、でも私は生きています。
「生きている」というより「大きな力に生かされている」と感じています。
今回の事故は「あなたはまだ死ぬ時期ではないんだよ」と神様に生かされていると感じた経験でした。