遠くから眺めているときれいでも実際に間近で見るとゴミが散乱している…。
こんな情景は割とありますよね。
そんな話によく聞くのは高い山のエベレストや富士山。
エベレスト山や富士山は眺めているには清らかな壮大な山ですが、実際間近ではゴミが散乱していると云われています。
あと海岸。
私はひと昔前までは海水浴に毎年行っていました。
結婚後も子ども連れ家族で日本海、丹後まで泳ぎに行った記憶が残っています。
その海岸でも漂着ゴミが問題になっています。
海岸ゴミの8割はいわゆるレジ袋、ストローやペットボトルなどのプラスチックゴミと云われていています。
欧州ではこのプラスチックゴミに対する規制を強化しています。
欧州委員会は欧州連合(EU)域内で使い捨てプラスチック容器や包装を2030年までに無くしすべてを再利用する。
または素材としてリサイクルできるようにする戦略を発表しています。
欧州規制を睨んでか、スタバではプラスチックごみでの海洋汚染に歯止めを掛けるためにプラスチック製ストローの使用を2020年までに止めるそうです。
「止めるとどうなるの?冷たいコーヒーが飲みにくいやん」と思いますが、どうも蓋に吸い口の付いたカップで提供するようですね。
スタバ以外にもプラ製ストローの使用を止める動きが始まっています。
欧州のマクドナルドではプラ製ストローではなくて、紙製のストローが導入された話を聞きました。
紙はコスト高です。しかも森林破壊につながる可能性があるので、環境面から変えるならスタバ式の吸い口付き蓋がベターかなとは思います。
欧州から始まったプラスチックゴミを減らす規制強化は日本でも推進されるでしょう。
例えばスーパーのレジ袋。
以前はもらい放題でしたが今や有料配布のスーパーが増えました。
そんなスーパーでは袋持参して買い物をするひとが増えていますよね。
その他でコンビニ弁当の容器も見直されるでしょうし、当然にストローや蓋など消耗品にプラ製を利用しない動きも進むと思います。
そんなプラ製品を利用しない動きや規制がされますが、欧州、アメリカや日本がプラ製品を減らせば海はきれいになるでしょうか?
私はそれでも難しいと思っています。
プラ製品は安くて利便性が良いから今までは多量に利用されてきました。
これから発展していく発展途上国、途上国ではどうしてもコスト優先されるので規制枠に入らないでしょう。
それに石油産油国。プラ製品の原料は石油です。
ただでさえEVが普及したら石油利用が減るとされているのにプラ製品まで減少したら産油国には大きなダメージになります。
政治の駆け引きでプラスチック製品を利用したり、しなかったり…。
結果は自ずと見えてくるので、皆で待っていましょう。
海を海洋汚染から守る、海をきれいにするのは先進国だけ規制しても難しいですよね。
私はそれでも規制は必要だと思います。
だれも何もアクションをしなければもっと悪くなるだけです。
まずは出来る規制をする、言葉を上げて動くことが大切と思います。
海洋汚染への意識付けがされて、規制国以外からもアクションする国が出てくるかもしれません。