mac-3's blog

好きなことを楽しむブログ。

『サンマを気軽に食べられなくなる日』がくるかも…。

サンマの漁獲量が年々減っているのはご存知だろうか?

2017年のサンマ漁獲量は前年に比べて3割減で50年ぶりの不漁だったそうだ。

 

f:id:mac-3:20180707005022j:plain

 

原因はたぶん中国や台湾。

 

中国では過去には海の魚を食べていなかった。(ポピュラーな食材でなかった)

かつて中国で魚といえば川魚のことを指していた。

私が20年くらい前に中国北京を訪問した時も魚を食べたが、その時もやっぱり川魚の料理が出てきた。

だが近年では中国でも海の魚を食べるようになった。

 

日本のサンマ漁は排他的経済水域内の沿岸が主な漁獲場だが、中国や台湾でのサンマ漁は公海での漁獲が大半である。

近年、中国や台湾が公海で漁獲する量が急増している結果、日本の沿岸に回遊するサンマが減っていると専門家は指摘している。

 

f:id:mac-3:20180707003744j:plain

 

今まではそれほど食べない地域であった中国や台湾の人が海の魚を食べ始めた。

海で獲れる魚を他国の人に”食べるな”とは言えない、海は自分たちだけのものではないのだから。

魚の美味しさを憶えたらたぶん離れられない。

中国や台湾だけでなくその他の国でもコストが見合えば必ず魚を獲るようになる。

日本は今まで通りには漁獲出来なくなるだろう。

人口が多い国が本格的に漁業を始めると漁獲量が高いので日本の漁獲は減ることになる。

日本にとっては魚が獲れなくなる、まさに驚異である。

 

この先はどうなるか。

魚が増えるのは自然に任せるしかない。

魚は人工的には作れない、飼育や量の調整が出来ない唯一の食料である。

人間が原始からしている漁業を大きな仕掛けでしているだけ。

牛や豚のように人間が育てたり、野菜やくだもののように減ったからといって増産とかは出来ないのである。

漁獲だけは人の手で調整が出来ない、サンマにしてもマグロにしても資源量が減ると自然に増えるのを待つしかない。

もし魚を獲りつくしたとすると、もしかすると二度と食べることが出来なくなるかもしれない。

それが魚なのである。

 

今回日本などの8カ国で行われた北太平洋漁業委員会ではサンマ漁獲枠のルールを決められなかった。

人も物も情報もグローバルな社会では小さなルールを決めてもダメと思う。

なんとしてもグローバルなルールを決めて皆で守らないと、減った魚は増えない恐れがある。

 

私は魚好きの日本人は今と別の魚を見つけてくるような気がする。

白身魚でも赤身魚でもいまお店に並んでいるのとは違う種類の魚をそのうち調達してくるような気がしてならない。

安全と味の確認が取れるならばそれも有りだとは私は思う。

人類を生んだ母なる海なのだから魚が枯渇することはないだろうと思っている。

 

だがサンマはそのうちに高級魚になって気軽に食べられなくなる可能性はある。

今はまだ庶民の魚なのでたくさん食べて記憶に残そう。(笑)

サンマに大根おろし、そして醤油を少し掛けて食べる。

今年の秋はまだまだ先だが今からサンマを食べるのが楽しみになってきた。